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「本気で忘れるくらいなら、泣けるほど愛したりしない」がずっとわからない

本気で忘れるくらいなら
泣けるほど愛したりしない

引用:中西保志「最後の雨」

「最後の雨」は我々世代にも歌い継がれる名曲で、今もたびたび耳にする。

でも、このサビ部分の歌詞の意味が本当にわからなくて、かれこれ10年以上悩んでいる。

「本気で忘れる」は、これから思い出すこともないほど跡形もなく忘れるという意味でまず間違いないだろう。

跡形もなく忘れるくらいならば、と訳しておく。

「泣けるほど愛したりしない」は、たりが重なっていないのが気になるけどひとまず置いておく。

「泣けるほど」は「泣くほど」でいいか。「愛したりしない」は「愛さない」でいいか。

泣くほど愛さない、と訳しておく。

つなげると、「跡形もなく忘れるくらいならば、泣くほど愛さない」になる。

もっとわからなくなった。

逆にすると、「泣くほど愛さないなら、跡形もなく忘れる」
裏にすると、「跡形もなく忘れるくらいなら、泣くほど愛す」
対偶にすると、「泣くほど愛さないなら、跡形もなく忘れない」

本当にわからないな。初心にかえる。

「本気で忘れるくらいなら」の解釈がちょっと違うのかも。「本気で忘れるくらいの生半可な気持ちなら」ってこと?

「泣けるほど愛したりしない」が「泣けてくるほど愛すことはない」だとしたら、「本気で忘れるくらいの生半可な気持ちなら、泣けてくるほど愛すことはない」になる。

「愛すことはない」が変だな。前半はいい気がする。

「泣けてくるほど愛しているわけではない」ならいいかも。

本気で忘れるくらいの生半可な気持ちってことは、実際には泣けてくるほど愛しているわけではないってこと?逆じゃない?

泣けてくるほど愛していないのであれば、本気で忘れるくらいの生半可な気持ちだよっていうことが言いたかったのかな?

つまり泣くほど愛すことと、本気で忘れないことがいいと思ってるってこと?相手を泣くほど愛して、いつまでも忘れないことがいいということ?

他の歌詞を参照するなら、

さよならを言った唇も
僕のものさ 君を忘れない

引用:中西保志「最後の雨」

ここがキーポイントになりそう。「忘れ」のワードが入っている。

この人は忘れたくないと思っていて、本気で忘れることはよくないと思っている。なおかつ、別れを告げられても相手を自分のものだと思い続けている?それが泣けるほど愛すことに繋がる?

君のことを本気では忘れたくない、未来永劫覚えていたい。かつ、君のことを泣けるほど愛し続けていたい、という気持ちがありそう。

さよならを言われたあとでも君のことを覚えていて、泣けるほど愛し続けていたい。てことは、別れても君を忘れたくなくて、思い出して泣けてくるほどいつまでも愛していたいってこと?!難解すぎない?!

っていうのをここ10年くらいずっと考え続けているのですが、誰か正解を教えてください。カラオケで誰かが歌っても、集中して聴けなくて悩んでいます。

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