できないことと、ただしないこと 2023/8/12〜8/16
8月12日(土)
小学生のとき、給食の時間になると学校に現れる太った男の人がいた。Tシャツの柄が由来だったか、その人は児童の中で「ホシオ」と呼ばれていた。
ホシオは給食を食べにきてるとか調理員の中にお母さんがいるだとか年齢は19歳だとか、いろんな噂がまことしやかに囁かれていた。
学校の敷地内に入るくらいだから何か理由があったのだろうし、狭い街だから誰かに聞けばわかるのだろうけど、そういえば知らないままだったな。
「夜市(恒川光太郎)」、なんかかっこいい小説だった。
快適な冷房の温度が他人と違いすぎる。基本寒い。
給食に玉ねぎが出て、先生に「食べられないので残していいですか」って言ったら、「それはアレルギーですか?好き嫌いですか?」って聞かれたの。
好き嫌いですって言ったらちゃんと怒られたし、アレルギーだったら当然怒られなかっただろうし。そもそも玉ねぎアレルギーがあるか知らんけど。
食べられないと食べない。できないとしないって、それぐらい大きく違うんだよね。自分がしないと選択したことを、できないという言葉で覆い隠しちゃいけないんだ。
本当にできないことと、ただしないことをちゃんと見極めなきゃ。
8月13日(日)
大人は思ったより大人じゃないや、って思うことはとっても多い。だけど、大人ってすごく自由だ。
わたしの将来の夢は「毎日学校に行かなくて済むこと」だった。しっかり叶ってるね。
8月14日(月)
人生で一度も水切り成功したことない気がする。
8月15日(火)
モチベーションのビギナーズラックは終わったみたいだから、あとは自力で維持しないとな。
いままであんまり飲む機会なかったから知らなかったけど、ノンアルコールドリンクっておいしいんですね。お酒を飲む席は好きだけど、アルコールの味自体はあんまりハマってなかったんだなって初めてわかる。
8月16日(水)
「インターネットで出会った人に直接会ったり、個人情報を教えたりしてはいけません」っていうガチガチのネットリテラシーを学んできたので、その価値観が抜けない。
価値観のアップデートができないってこういうことかー。いまやマッチングアプリでの出会いとか普通なのにね。大人と子どもは違うのにね。
これからもいろんな時代の変化があるんだろうなー、変化についていける大人になりたいなー。
集中力とかやる気を高めるスマートドラッグなるものがあると知って気になったけど、イライラしやすくなったり効果が切れると体がだるくなったりするらしい。うまい話はないですねえ。
↓こういうやつね
「成瀬は天下を取りに行く(宮島未奈)」、シンプルにキャラクターの強さで殴ってくるようなおもしろさがあった。最初はコミックっぽいか?と思ったけど、なかなか思いつかないような設定とか行動とか、突飛なのにちゃんと現実っぽいところがすごくよかった。
物語のアイデアに長けた小説家と文章表現に長けた小説家がいると思うけど(もちろん小説家である以上どちらもハイレベルなのは前提として)、宮島さんはきっと前者寄りだなあと思う。
どんなに読後感のよい作品にも読み進めるのが億劫になるタイミングがあるけど、この作品にはなかった。
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