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はじめての鹿島アントラーズ

こんにちは、タケゴラです。

さて、このたび私が応援している鹿島アントラーズというサッカークラブが、人気Vtuberにじさんじ葛葉さんとコラボすることになりました。葛葉さんのYouTubeの登録者数は5月10日時点で128万人。アントラーズのホームタウンである鹿嶋市の人口が6万人なので、単純に20倍以上ということになりますね。いや、すごい。

そんな葛葉さんとコラボするアントラーズは、5月14日のホームゲームである北海道コンサドーレ札幌戦にて、葛葉さんからの応援メッセージの放映や、葛葉さんの楽曲をスタジアムBGMで使用するなど、コラボイベントも開催します。そこで考えたわけです。あれ、もしかしたら葛葉さんのファンの方がわざわざカシマスタジアムまで来てくださるかもしれないぞ…?、と。

そうして来てくださる方はアントラーズのことなんか知らないかもしれないですし、もしかしたらサッカー自体観戦するのが初めてかもしれません。ですが、せっかくの機会です。どうせなら、サッカーもアントラーズも気に入って帰っていただいて、出来ることならまた来ていただきたい。ということで、今回はサッカーがどんなスポーツで、アントラーズがどんなチームなのか、というガイド記事です。普段、もつ煮全部食うとかそういう頭のおかしい記事しか書いてないけど、たまには真面目なのも書くんだからね!

頭のおかしい記事

サッカーとは

サッカーのピッチは間近で見ると結構大きい

まず、サッカーとはそもそもなんぞや?みたいな話からちょっとしますね。わーわーボール蹴り合ってる、観てても中々点が入らない、とか印象は色々あるかもしれません。以下にこれだけ覚えればとりあえず大丈夫!ってことだけまとめたので、是非参考にしてみてください。

・横105m×縦68mのピッチでやる
・11人vs.11人でやる
・相手のゴールに多く入れた方の勝ち
・前半45分、休憩15分、後半45分の90分間試合をやる。試合は大体2時間で終わる。
・原則、手は使えないし、使ったら反則になる
・キーパーだけは違う色のユニフォームを着て、その人だけ決められたエリアの中で手を使うことが出来る
・相手ゴール前で待ち伏せしてゴールを決める行為はオフサイドという反則になるので、その辺りの駆け引きが必須

サッカーのルールについて詳しくはこちら

個人的にサッカーの面白さは、1点の価値がとても重いこと、またピッチの広さ的に自分たち11人ではどう頑張っても全てをカバー出来ないので、その辺りをどう選手の特性に合わせてケアしていくか、ということだと思います。
でも、最初に楽しんでほしいのはスタジアムでの迫力あるプレーの臨場感です。ボールを蹴る音、フィジカルコンタクトの音、ゴールが決まった時の盛り上がり。そうしたパッションを揺さぶられる瞬間を何より肌で感じてもらえればと思います。

ポジションを知ろう

サッカーには色々なフォーメーションがありますが、今回は最も基本的な4-4-2に基づいて話をします

ゴールキーパー(GK)

サッカーで唯一手が使えるポジション。自分のゴールを守ることはもちろん、一番後ろにいて全体が見えるので味方に指示を出したり、また最近ではパス回しに加わったり攻撃面でも重要度の増しているポジション。

アントラーズだと → クォン・スンテ選手

センターバック(CB)

中央エリアの守備を担当するポジション。相手の攻撃を身体を張って守ることが求められ、背が高かったり、競り合いに強い選手が起用される。攻撃時には相手ゴールに迫る第一歩を担ったり、時には攻撃参加してゴールを奪うことも。このポジションが2人の時は4バック、3人の時は3バックと言われる。

アントラーズだと → 関川郁万選手三竿健斗選手

サイドバック(SB)

サイドの守備を担当するポジション。4バックの時に置かれ、3バックの時にはウイングバック(WB)というポジションになる。足が速く、何度も上下動することが求められるため、スタミナのある選手が起用される。守備で相手の攻撃を止めることはもちろん、攻撃ではパスでチャンスを作り出したり、サイドを駆け上がってのクロスでゴールを演出することも必要になる。

アントラーズだと → 常本佳吾選手安西幸輝選手

ボランチ(DH、CMF)

中盤の守備的な役割を担うポジション。ボランチというのはポルトガル語で「ハンドル」という意味。その意味通り、攻撃では中心となってチャンスを作り出し、守備ではピンチになる前にボールを奪ったり、とチームをコントロールして、自分たちのペースに持ち込む役割を担う。

アントラーズだと → 樋口雄太選手ディエゴ・ピトゥカ選手

サイドハーフ(SMF、OMF)

2列目とも呼ばれるポジション。中盤の攻撃的な役割を担い、パスやドリブルでチャンスを作り出し、自らゴールも狙うことが求められる。攻め込まれた時は戻って守備に参加することが求められるため、消耗の激しいポジション。

アントラーズだと → 土居聖真選手荒木遼太郎選手

フォワード(FW、CF)

相手ゴールに一番近い位置にポジションを取り、ゴールを奪うことが求められるポジション。足の速さを活かす選手、背の高さを活かす選手、シュートの上手さを活かす選手、とタイプは様々で、それぞれ自らの良さを活かしてゴールを決めにいく。

アントラーズだと → 上田綺世選手鈴木優磨選手

Jリーグとは

Jリーグは1993年にスタートした、日本サッカーのトッププロリーグで、現在は合計58クラブあります。上からJ1の18クラブ、J2の22クラブ、J3の18クラブと3つのカテゴリーに分かれていて、それぞれのカテゴリーでリーグ戦を行って、優勝を争います。リーグ戦は春から冬にかけて行い、またカテゴリーごとに入れ替え制度があり、J1とJ2の下位クラブは翌シーズンには下のカテゴリーに降格となり、J2とJ3の上位クラブは翌シーズンには上のカテゴリーに昇格となります。

現在の順位表はこちら

そのほかに、JリーグYBCルヴァンカップという優勝賞金1億5,000万円を懸けたカップ戦や、アマチュアからプロまで日本の全てのサッカーチームが参加して争う天皇杯というカップ戦もあります。

鹿島アントラーズとは

アントラーズってどんなチーム?

鹿島アントラーズはJリーグのJ1というトップカテゴリーに、Jリーグがスタートした1993年から30年間所属している、Jリーグの中でも屈指の強いチームです。今まで優勝した回数はJリーグの中でもトップの20回ということから、常勝軍団と呼ばれることもあります。

スタジアムにあるミュージアムには、今までアントラーズが獲得したトロフィーが展示されています

ですが、アントラーズは初めから強いチームだったわけではありません。アントラーズのホームタウンは茨城県鹿嶋市を中心とした鹿行地域というところ。東京からバスで約2時間のところにあるこの地は、元々住友金属(現:日本製鐵)の企業城下町という位置付けでしたが、インフラや商業施設などが発達せず、典型的など田舎の街でした。

そこで、Jリーグがスタートするのに合わせて、住友金属にあったサッカー部をプロ化させてJリーグに参入し、街の盛り上げを図ろうとする計画が持ち上がります。ですが、鹿嶋は田舎町ですし、住友金属サッカー部は弱小軍団。世間からの評価は冷ややかなものでした。

それでも、計画に関わる人たちは諦めませんでした。絶対不可能とされていたサッカー専用スタジアムの建設をなんと成し遂げ、チームの強化においてもサッカー王国ブラジルで伝説の存在になっていたジーコの招聘に成功。こうして、大逆転でJリーグへの参入を果たしたのでした。

Jリーグに参入したアントラーズはジーコの下で着実に強化を進め、ブラジル代表クラスを何人も獲得するなど、積極的な投資も行います。その甲斐あってか、Jリーグ史上初の3冠や3連覇を達成するなど、今の地位を築き上げたのです。

ですが、近年は他チームの急成長や選手が多く入れ替わったこともあって、3年間優勝から遠ざかるなど低迷を余儀なくされているのが現状です。しかし、今季は初めての欧州系の監督となるスイス人のレネ・ヴァイラー監督の下、アグレッシブなスタイルを目指して戦いを続け、5月12日現在でリーグ戦の首位に立つなど、常勝軍団復権に向けて戦っています。

アントラーズの根底にあるジーコスピリット。この3つのワードが代々アントラーズでは語り継がれています。

今ならそんなアントラーズをまるっと振り返ることの出来るドキュメンタリーがU-NEXTで配信中なので見てみてね!DVDやBlu-rayも予約受付中!!

注目の選手たち

クォン・スンテ選手

Instagram

元韓国代表の守護神。抜群の安定感でゴール前に立ちはだかり、ビッグセーブと強靭なフィジカルでゴールを守り抜く。リーダーシップも高く、ピッチに甲高い声でコーチングを響かせる。来日6年目で日本語はペラペラ、『鬼滅の刃』を字幕なしで観ている。

三竿健斗選手

Instagram

元々はボランチだったが、今季はチーム事情もあってセンターバックでプレーすることが多い。気迫あふれるプレーで相手の攻撃を食い止め、チームを鼓舞する、リーダー気質。食生活へのこだわりなど、恐ろしいほど意識が高い。奥様は日テレの後藤アナ。

常本佳吾選手

Instagram

昨季、大学から加入していきなりレギュラーを掴み取った右サイドバックの選手。疲れ知らずのスタミナを持ち、相手のアタッカーをことごとく止めていく、高い守備力を持つ。攻撃面でも器用さを見せ、爽やかなルックスで女性人気も高い。お風呂が嫌いで、湯船にはほとんどつからないし、私服はしょっちゅうダサいと言われている。

荒木遼太郎選手

Instagram

アントラーズの希望を担う背番号10。10代から試合に出続け、昨季は史上2人目の10代でのリーグ戦2桁ゴールを記録。狭いエリアに入り込んで、精度の高いシュートやパスで相手を切り裂くプレーが得意。足の速い選手に追いつくか追いつかないかギリギリのパスを出して、走らせるのを見るのが好きなドS王子気質。

上田綺世選手

Instagram

日本代表にして、アントラーズのエースになった点取り屋。強靭なフィジカルから放たれるシュートのスピードはとんでもなく、今季もスーパーゴールをバシバシ決めている。今、絶対に見ておいた方がいい選手の一人。チームメイトにはその身体能力の高さから「熊とのハーフ」と言われている。

鈴木優磨選手

Instagram

今季、ベルギーから帰ってきた点取り屋。小学校の時からアントラーズのスクールでプレーしていたため、クラブ愛が強い。ゴール前で身体を張ってチームを助け、時に自らゴールも奪って、チームに勝利をもたらしてくれる熱い男。ベルギーに行く前はお給料を全て母親に預けて仕送り制にしていて、一回その仕送りを止められかけたことがある。

全選手のことが知りたい!と思った方はこちらから

さいごに

いかがでしたか、長くなってしまいましたが少しでもサッカーのこと、Jリーグのこと、アントラーズのことに興味を持ってもらえれば幸いです。

Jリーグの試合はDAZNで全試合ライブ配信しています。興味を持った方は是非加入して、試合を観てみてください。

また、是非現地で観戦してみたい!と思った方は以下にガイド記事がありますので、そちらを参考にしてみてください。カシマはちょっと遠いですが、迫力あるスタジアムと、美味しいスタジアムグルメが待っています。

それでは、

Let's Enjoy J.League and Kashima Antlers!!!

リンク


遠征費とスタグル代に充てるので、恵んでください