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インフルエンサーがブロックチェーンを活用する未来は来るのか?

僕は「インフルエンサーがブロックチェーンを活用する未来は来る」と確信しています。

もう少し詳しく、理由を書いていきます。

1.海外のファンからお金を受け取りやすくなるから

この先も中国のライブ配信市場のように、インフルエンサーがファンから課金されるビジネスモデルはどんどん大きくなっていくと思います。しかし、その際に問題になるのが、海外送金を含めて決済手数料の高さです。

では、なぜ決済手数料が高いのでしょうか。理由を伝えさせてください。少し金融チックな話になるので、興味がなさそうな方は飛ばしてください。

例えば、日本からユーロ圏内にお金を移転させる場合、SEPA(Single Euro Payments Area )とコルレス銀行を経由しなければなりません。SEPAというのは外貨(この場合日本円)をユーロに変換するプロトコルを提供する機関。コルレス銀行は外貨(日本円)を外貨に変換させるために受け渡す中継銀行のことです。このように中継する機関が複数存在していて、手数料がその時々掛かってしまいます。

だから、ブロックチェーンを使うのです。同じブロックチェーンという台帳プラットフォームの元で異なる通貨を移動させれば、今のような決済手数料はかかりません。なぜなら、そのことを想起してシステム構築されていますし、アップグレードしやすいからです。

この辺りの論調は、FacebookのLibraを生み出す母体であるCalibra社のCEOの見解が素晴らしいので一度参考にしてみてください。

こちらの文章、僕が翻訳をしているので、内容を詳しく知りたい方は連絡ください。

少し話は逸れてしまいましたが、手数料を圧倒的に下げ、異なる通貨が流通しやすい状況を生み出すのは非常に良い未来だと思っています。その通貨にふさわしいのが、ステーブルコインやデジタル通貨と言われているものです。有名どころであれば、Tetherやまだ発行はされていませんがLibraやDCEP(Degital Central Erectric Payments/中国人民銀行発)の通貨などが挙げられます。これらの役割はブロックチェーン上で国同士の通貨基盤でコミュニケーションを行うことにあります。

例えば、Libraが発行されればわかりやすいのではないでしょうか。LibraはFacebookが提供しているMessengerやWhatsApp、Instagramなどで使用可能になるでしょう。インフルエンサー的な観点で伝えると、Instagramを活用している人は多いと思います。Instagramのストーリーズ、タイムライン、IGTV、インスタライブなどを通して、インフルエンサーが商品を販売した際に、その売り上げを手数料や為替差益などを考えることなく、あなたのアカウントに紐づけて受け取ることができるのです。今あるもので、例えるならば、LINEPayにお金が振り込まれたと考えてください。Libraの場合はCalibra Walletがその役割を果たします。

つまりインフルエンサーは自分が発信した、販売したコンテンツの価値を外的要因(為替差益や手数料)に影響されることなく享受できることになります。これは、ブロックチェーンならではの解決策だと思います。どうでしょうか、少しは理解していただけたでしょうか。

2.自分のファンに正しくコンテンツを届けられる

The Chainsmokersは世界的な有名なアーティスト。彼らの意図は、ブロックチェーンを活用することで、正しくファンエコノミーの循環を促したいとのことだ。現状、ダブ屋や転売屋のようにファンではない人物がファンに対してチケットを売っているケースが多い。多くのアーティストは真のファンにコンテンツを届けて、自分たちのライブや活動を応援してもらいたいのです。ファンのためにもブロックチェーンで所有者とコンテンツを紐づける必要があるのです。

このように、ブロックチェーンを活用することで、アーティストが描きたいエコノミーを生み出すことができるのです。それは、インフルエンサーも願っていることだと思います。補足情報として、ワーナーミュージックもブロックチェーン企業に大型出資をしていたりします。

最後に

上記のようにインフルエンサーがブロックチェーンに興味を持つ理由は極めて明確にあると思います。残念ながら、日本は人口が減っていきます。だからこそ、ブロックチェーンを通して世界と繋がり、自分のやりたいことをコンテンツにして世界から価値を受け取る選択肢を考えてみるべきだと思います。インフルエンサーにとっても、ブロックチェーンは世界中に健全なファンエコノミーを生み出すツールだと思うのです。

そして、最後の最後に、告知させてください。

本日、「インフルエンサーがブロックチェーンを活用する未来は来るのか?」をあたらしい経済編集部で19時からライブ配信します。是非、動画で学んでいただければと思います。参加メンバーは、編集長の設楽大津賀、僕となっています。どのような議論になるか非常に楽しみです。配信時間は30分を予定しています。

是非、あたらしい経済Youtubeをチャンネル登録してお待ちください。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

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