たっけ

audit firm勤務。web3専門メディア「あたらしい経済」の元編集者。

たっけ

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マガジン

  • 未定

    ぼくが日記として、活用するマガジン。日本語と英語で更新。

  • Global Tech News(GTN)

  • たっけのものさし

    たっけ独自の目線で物の見方を書きます。短くね。

  • 月間たっけのメモ

    たっけが美味しいもの、おしゃれなものを見つけて伝えていきいます。たまにポエムみたいな記事もあるかも。

  • たっけのごはんメモ

    食べたご飯の紹介をしていきます。詳しく知りたい方は@takeee814でDMください。

最近の記事

無形の世界を言葉に紡ぐ - 抽象表現の悦び

無形の世界を、その本質を損なうことなく捉え、最後に言葉として紡ぎ出すこと。それがボクの喜びだ。 ドラマや映画のレビューも楽しいが、真に心躍るのは別のところにある。頭の中で思考が渦巻き、妄想が花開き、それらが突如として表現を求めて溢れ出す瞬間。そんな時に筆を執るのが最高の悦びなのだ。具体的な対象を評する以上に、形而上の概念をその抽象性のまま掴み取り、高次元のまま表現したいという欲求がある。 抽象度の高さ—言い換えれば、曖昧さやカオスの度合い—を保ちつつ、その包含する意味が相

    • 日常と非日常をつなぐ、書くという行為

      USCPA試験が終わってから早くも2ヶ月。この1.5ヶ月、多くの方々から祝福を受け、幸せな時間を過ごせたことに感謝している。8月の夏休みを経て、徐々に勉強や仕事のリズムが戻りつつある。そのきっかけとなったのが、ブログの再開だ。 書くことは、自分にとって日常(ケ)と非日常(ハレ)を行き来するための大切な行為だと感じている。日常の中で曖昧になりがちな思考や感情を、書くことでクリアにし、非日常へと変化させる。逆に、非日常の経験を文章に落とし込むことで、自分の中に深く定着させ、日常

      • エスニック料理好きがボクの周りに多い理由

        今日のお昼ご飯はビリヤニ。インド料理は週に1,2回は食べている。タイ、ベトナム、インド料理を合わせると、週の半分以上を占めていると思う。幸いなことにワイフもエスニック料理が好きで、よく一緒に食べる。USCPAの予備校であるアビタスで出来た友達も、ツイッターを通して知り合った友達も、なぜかエスニック料理好きが多い。この現象の理由を考えてみた。 ボクが食事にバリエーションを求めるのは、食事以外の日常はルーティンで十分だと考えているからだ。朝起きて、カフェに行き、勉強または仕事を

        • 【ライブレビュー】Fujii Kaze Stadium Live “Feelin' Good”

          はじめに 藤井風は、現代のパンクアーティストだと感じた。通常パンクといえばロックミュージックを連想するかもしれないが、藤井風のパンクは異なる。従来のパンクロックが酒、タバコ、反抗的態度などと結びつけられがちなのに対し、藤井風からはそのような雰囲気を感じない。むしろ、「心と体の健康第一、長期主義、地球一体」というメッセージを発信するヘルシーなパンクアーティストだと思う。 例えば、今回のライブテーマ「feeling good」は心身の健康を重視する姿勢を表している。ライブ終盤

        無形の世界を言葉に紡ぐ - 抽象表現の悦び

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          【書籍とイベントレビュー】『マニュアルには載っていない 会計士監査現場の教科書』

          はじめに てりたまさんの『マニュアルには載っていない 会計士監査 現場の教科書』出版記念セミナーに参加した。リアル(会場)参加はとても人気で、オンライン参加となった。 てりたまさんとは監査法人を退職した直後、Twitter経由で知り合ったので、かれこれ2年近くの関係となっている。地元がほぼ同じという共通点もあり、会う機会が多く、何度もご一緒させてもらっている。2022年の大晦日に神戸のスタバでドリンク1杯で3時間ほど、話し込んだのは今でも非常に良い思い出だ。あの時が初対

          【書籍とイベントレビュー】『マニュアルには載っていない 会計士監査現場の教科書』

          ドラマ「地面師たち」が示す内部統制の重要性

          ドラマ「地面師たち」では、石洋ハウスの取締役会における承認プロセスに重大な不備が存在し、その結果、地面師たちの巧妙な詐欺に引っかかってしまった様子が描かれています。 このドラマの内容は、社会で実際に起こり得る事象をリアルに描写しており、その面白さが多くの視聴者を惹きつけ、大ヒットにつながったのでしょう。なおこのドラマは積水ハウス地面師詐欺事件を下敷きにした小説「地面師たち」をドラマ化して配信しているようです。 ボクがこのドラマで特に注目したいのは、会社の内部統制の重要性で

          ドラマ「地面師たち」が示す内部統制の重要性

          抽象性の価値 - 信頼関係が育む深い理解

          ビジネスシーンのような、信頼関係が薄いコミュニティでは、具体的に説明できる人が高く評価される。そこは単なる仕事仲間が集まる場所で、必ずしも深い関係を築きたくない人もいる。そんな環境で重宝されるのが、明確に物事を伝えられる人材だ。これまでの社会では、今でも続く役職という権威がその役割を担ってきた。 しかし、言葉の抽象性が軽視されるシーンは、実は信頼関係を深める必要のない場面なのだ。そういった状況ばかりでは、人の精神は安定しない。ボクが求めているのは、ウェットでアブストラクト、

          抽象性の価値 - 信頼関係が育む深い理解

          自分の力が及ばないことにどう向き合うか

          地震の発生は、自分の努力でそれを防ぐことができるでしょうか。 大雨や台風の発生は、自分の努力でそれを止められるでしょうか。 日本円の価値の急激な低下は、自分の力でその流れを変えられるでしょうか。 自然災害やマクロ経済の変動など、自分の力ではどうしようもできないことが世の中にはたくさんある。では、このように自分の力では抗えない状況に直面したとき、ボクたちはどうすれば良いのだろうか。ボクは、「祈ること」、「信じること」、「ご機嫌に日々を過ごすこと」が最善の対応策だと思っている。

          自分の力が及ばないことにどう向き合うか

          【映画レビュー】「ルックバック」:主観性の天才と客観性の努力家

          藤野に強い共感を覚えた。自分は主観性が弱く、他人と比較しがちなところがあるからだ。だからこそ、京本のように主観的で狂気的、そして純粋無垢な人に対して強い憧れを抱く。この映画は55分と比較的短いが、藤野に感情移入してしまったせいか、その時間が限界に感じた。もしこれ以上長かったら、少し疲れてしまったかもしれない。 小学生の頃を思い返してみると、自分も負けず嫌いだった。あの時期は、何においても他人に負けるのが嫌でたまらなかった。勉強やボウリングなど、すべてにおいて勝ちたかった。し

          【映画レビュー】「ルックバック」:主観性の天才と客観性の努力家

          遊び方の新たな選択肢:ゴルフとコミュニケーション

          大人のコミュニケーション手段は、食事や飲酒に限らない。最近、ゴルフもその一つであることを知り、興味が湧いてきた。以前は敬遠していたが、人とリラックスして交流する手段として注目し始めた。 この興味に従い、夏休みを利用して無料レッスンに参加してみた。そこで改めて自分が左利きであることを再確認した。書くことや食べることは右利きに矯正されたが、野球は右投げ左打ちだったりと、左が主となるケースも多かった。この両利きの状態は「クロスドミナンス」と呼ばれるそうだ。 ゴルフを通じたコミュ

          遊び方の新たな選択肢:ゴルフとコミュニケーション

          USCPA後に日本語で勉強するとやる気が出ない?:認知スキーマとモチベーションの関係

          USCPAの試験は、当然ながら英語で受験した。英語での試験に対して本気で勉強してきた経験が、現在の学習態度に少し影響を与えているように感じる。日本の簿記検定試験などを受けようと考えているが、日本語で勉強していると、USCPAの勉強時ほど意欲が湧いてこない。 この現象は、認知スキーマの偏りによるものだと考えられる。USCPAの勉強を通じて、「英語での学習=真剣な取り組み」という認知スキーマが形成された可能性がある。その結果、日本語での学習に対して同レベルの重要性や緊急性を感じ

          USCPA後に日本語で勉強するとやる気が出ない?:認知スキーマとモチベーションの関係

          耳元の新たな装い:イヤーカフの魅力

          年を重ねるごとに、自分らしさを表現する方法も変化していく。かつては躊躇なくピアスの穴を開けていたボクも、30代になって、新たな穴を開けることに少し躊躇を感じるようになった。そんな中で出会ったのが、イヤーカフという魅力的なアクセサリーだ。 イヤーカフは、まるで耳に寄り添うリングのよう。ピアスのように肌を傷つけることなく、耳元に洗練された輝きをもたらしてくれる。アクセサリー好きのボクにとって、これは驚くべき発見だった。耳をどう装うか、長年考え続けてきたボクの探求心に、イヤーカフ

          耳元の新たな装い:イヤーカフの魅力

          ソーシャルメディアの魅力:自由と真の繋がり

          デジタル時代の今日、ソーシャルメディアはボクたちの日常生活に深く浸透している。その中で、ボクが最も魅力的だと感じるのは、ソーシャルメディアがもたらす平等性と自由だ。 会社組織では避けられない階層構造や、法的に定められた上司・部下関係。しかし、ソーシャルメディア上ではそういった制約が存在しない。確かに、フォロワー数で影響力を示そうとする人もいるが、それは本質的な価値とは言えないだろう。むしろ、そういった数字に固執することで、真の魅力を見失っているようにさえ感じる。 ソーシャ

          ソーシャルメディアの魅力:自由と真の繋がり

          試験直前の心構え

          明日から公認会計士の論文式試験が始まる。何人かの友人が受験するので、彼らへの応援の気持ちでいっぱいだ。死ぬほど努力してきた試験の直前は、緊張するのが当然だろう。 ボク自身、試験に慣れることは決してできなかった。USCPAの試験を何度も受けたが、やはり前日はとても緊張した。しかし、そんな中でも大切なのは自信を持ち、自分を信じ、今の自分の力を出し切ることだ。 最後の一日、最も重要なのは自分の力を最大限に発揮するための心構えだと思う。本当に頑張ってきた人たちが、自分の思う全力を

          試験直前の心構え

          誕生日の省察:歳を重ねることの意味

          8月14日、今年も無事に誕生日を迎えた。30代に足を踏み入れてからしばらく経ち、この年齢層にも徐々に馴染んできた感がある。 ボクにとって、歳を重ねるということは、残された時間が少なくなっていくことを意味する。これは紛れもない事実だが、それに対して特別な喜びや悲しみを感じるわけではない。ただ、誕生日を迎えるたびに、「この人生、最大限楽しむものにしなきゃ」という思いが強くなる。 自分の死生観を振り返ると、藤井風の楽曲「帰ろう」が表現する世界観に近いものがある。生きることの意味

          誕生日の省察:歳を重ねることの意味

          継続は力なり?それは本当なのか

          「継続は力なり」という言葉は本当だろうか。米国公認会計士(USCPA)の試験勉強中、不合格が続いたとき、この疑問が頭をよぎった。 毎日懸命に勉強を重ねているのに、なぜ結果が出ないのか。その理由がわからず、焦りと不安に駆られていた。 ボクはこれまで継続することには自信があった。ブロガー時代は2年ほど毎日ブログを更新し続け、Twitterでは「#いいねの数だけ腹筋」という自主企画で3年近く腹筋を継続した。 しかし、USCPAの試験勉強で行き詰まり、気づいたことがある。これま

          継続は力なり?それは本当なのか