客観性ではなく感性頼りで、人と出会いたい

大人になると、仕事を通じて「この人は優秀だ」「あの人はそうでもない」といった評価が自然と耳に入ってくるようになる。

確かに、職場ではこうした尺度が何かしらの意味を持つのだろう。業績や成果で評価されることは、組織の中では重要なことかもしれない。しかし、ボクの人生においては、そうした基準で人を見たくない。仕事の能力や効率で人を選り分けてしまうと、人付き合いがどこか窮屈で一面的になってしまう気がするのだ。

この広い世界には、実に多種多様な人々が存在している。それなのに、「優秀」「そうでもない」という二元論的な評価でしか人を捉えないのは、せっかくの豊かな出会いの可能性を自ら狭めてしまうようで、とても勿体ないと感じる。ボクは、もっと感性に従って人と出会い、その一瞬一瞬を味わいたい。直感的に惹かれるもの、心の琴線に触れるもの、そういった感覚を大切にしていきたいと思っている。

特に、アルゴリズムがボクたちの選択を操り、似た者同士が出会いやすくなる現代社会だからこそ、自分の感性を頼りに未知の人々との接点を大切にしたい。予定調和の関係よりも、予測不能で一見無駄に思えるような出会いの中に、真の価値が潜んでいると信じている。感性に従った出会いには、数値やデータでは測れない深い喜びと驚きがあるのだろう。そんな出会いこそが、人間としての成長や人生の豊かさをもたらしてくれるのではないだろうか。

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