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イタリアでの産婦人科検診。

こんにちは、タケディーナです。

今回は私がイタリアで通う産婦人科検診のお話です。
ご興味のある方はご覧くださいませ。


最初の産婦人科検診と受診の流れ

最初の検診では、袋しか見えず心拍確認できず。
場所はちゃんと子宮内にあるとのことで、ホッと一息。
約2週間後にもう一度行き、やっと心拍確認。
心拍確認までの期間、本当長く感じたなぁ・・・。

ちなみに胎児のエコーって、最初からお腹の上から見るもんだと思ってましたが、最初は小さくて見えないから、経膣エコーなんですね。
最初は知りませんでした。

私の場合、イタリア語の壁があるので検診は夫は常に同行していますが、イタリア(欧米全体?)では夫やパートナーと受診するのは良くあることだと思います。大体のカップルが一緒に来ています。

私たちは最初がプライベート診療で行ったのもあり、話し合った結果、そのままプライベート診療で行ってますが(プライベートだと診察料は自費)、基本的には公共の施設で検診を受けられます。
ただ、予約取るのが大変らしいです。

受診の手順
※私が行っているプライベート診療の場合。
・産科受診、カルテに記入してもらい必要検査等の指示をもらう。
・Medico di base (ホームドクター)にカルテを持って行き、Impegnativa(医者からの証明書、処方箋のようなもの)を書いてもらう。
・もらったImpegnativaを元に、血液検査、尿検査など各所施設で行う。必要あれば薬局でお薬をもらう。
・次の検診へ。

という感じです。
これを毎回繰り返します。検査だけでも結構忙しいわけです。

日本のように1ヶ所で済むわけでは無いので、検査に行ったり証明書をもらったり色々なところに行かなくてはなりません。
検査等によってはカルテの提示が必要なので、自分で管理。
その他に、予防接種なども入ってきます。

予防接種

予防接種はコロナとインフルエンザは先生に接種を推奨されましたので接種済み。

イタリアでは妊娠中、28週以降に接種するように言われている
百日咳の接種(3種混合で百日咳のほか、破傷風、ジフテリア)も行いました。
日本では、産後に子供が接種するそうですが、イタリアでは妊娠中に接種することで、赤ちゃんに抗体ができる(すでに抗体を持った状態で産まれる)ということで、妊娠中に接種。
ちなみに、アメリカも妊娠中に予防接種を受けると言ってました。
国によって違いますね。

後は生まれてから子供に予防接種するものになります。
現時点で調べた範囲では、義務のものと任意のものがあ理、基本的なものは日本と大きく変わらないようです。
イタリアと日本のものを見比べると、日本脳炎とBCGはイタリアの推奨予防接種に入っていなかったように思います。


イタリアの産婦人科検診

私の場合はプライベート診療なので1ヶ月ごとに検診ですが、公共だと2ヶ月に1回になる場合もあるらしいです。
エコーは2ヶ月に1回、計3回。場所によって、定期検診は心拍確認のみだったという子もいました。

日本だと
最初は2週間ごと?
最後の方は1週間ごと?
など、もっと回数が多いイメージ。

私の検診では、ぱぱ〜とエコー診て、エコー写真もらえないこともあれば、わりとじっくり見てくれて写真くれる時もあり、月によって様々。
そして計画分娩じゃない場合、最後の検診も1ヶ月前に終えて何も問題なければ、そのまま出産時に病院(出産救急外来)に行く!という感じらしいですが、これも病院や状況によって違います。

エコー(超音波検査)

イタリアでは受ける3つのエコー(超音波検査)がありま。

①10週頃;出生前診断にあたる検査、スクリーニング。
②20週頃;体のサイズ、形態などをみる検査。
③28−32週頃;体がどれくらい成長しているかをみる検査。

通常の検診の検査でささっと見ることが多いのですが、
ここのエコーではかなりじっくり測って異常がないかみてくれます。
これは、イタリアで推奨している検査なので基本無料。

検診とは別の大きい総合病院で行いました。
出産も検診とは別の総合病院に行きます。
産む病院は妊婦の状態によりますが、何もなければ自分でどこにするか決められます。

1回目、10 週の出生前診断を含むエコー時。
どうなのか、不安でいっぱいの中向かったのを覚えています。
先生は優しい方だったのですが、お腹を診察中に何を見ているかは説明してくれるものの「良い・悪い」など言わずに進めるので、元気に動いてる赤子を見ながら、夫と私は何か異常があるのか、よくない兆候なのか、と徐々に暗い雰囲気になっておりました。
席について、事前に採取した血液検査の結果やエコーの結果をくれて、
「Tutto bene! 」(問題なし!)
って言われて、いい意味でズコーってなったのを覚えています。

日本でもある新型出生前診断はイタリアは保険カバーにならず自費で、希望者はできますという感じでした。
金額は覚えてないですが、500ユーロくらいだったような(曖昧)。

2、3回目は、一つ一つエコーの画面を見ながら説明してくれていたので、先生により診察の仕方は異なるようです笑


ゆるいと思っていたら、案外厳しい

私の先入観ではありますが、イタリアは妊婦時の食べ物などの決まりもそんなに厳しくなく、ゆる〜いのかな、って思っておりました。

予想とはウラハラに、結構しっかり指導されました。
出産準備コースでは色々教えてくれて、思ったより手厚い気もします。
緩いところと、ちゃんとしてるところのギャップがあるのかも。

場所や先生にもよるのかもしれませんが、私はトキソプラズマ抗体が無かったので、特に食べ物に関して厳しく言われました。

・生物禁止、全てよく火が通ったものが良い(←これは毎回言われます)
・チーズなど低温殺菌されているかどうかを確認すること
・外食は気をつけること&生野菜は外では食べないように
・野菜や肉野菜は素手で触れない・触るときは手袋(🧤!)
・野菜はとにかくよく洗うこと
・卵も気をつけること
・猫も犬も土も素手では触らないように
・山も高い標高はダメ(←行ったけど・・・)
・手をよく洗うように
・乳幼児・子供との接触はできるだけ控えるように
などなど色々書かれた栞をいただきました。
結局、料理するときに毎回手袋は難しく、生の魚肉類を扱う時のみになっています(ごめんなさい)。

そして私が思う日本人妊婦、言われることアルアル2選。
1、寿司食べないように
2、白米食べ過ぎないように

お寿司、毎日食べてると思われてるのかしら(笑)
白飯、日本では、3食白飯食べてたりしますけれど・・・
糖分を摂り過ぎないなどの理由もあり、なるべく玄米を食べるように言われました。

体重制限などについては、元々の体型などにもよるようです。
いつも自己申告性ですが、曲線の中から、大きく外れていなければOKらしい。(病院に行って、イタリアで体重をその場で測ったことない・・・)


日本はどのように産婦人科検診を行われるのかも気になりますね。

アメリカで産んだ人が親戚にいるのですが、最近のアメリカで出産した人の写真を見て、
10年前に産んだ時に病院でもらった帽子とタオルが一緒!!
部屋のつくりも一緒で懐かしい!
と言ってました。
州は違うのに全く同じもを支給されるんですね〜。

その人は、アメリカとヨーロッパで出産をしていて、出産スタイルは国により違くて、ある意味興味深かったわ〜!と言っていました。

それでは、
Ci vediamo!




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