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イタリア人が日本食を紹介した本「ITADAKIMASU」

こんにちは、タケディーナです。

今回は、1冊の本を紹介したいと思います。
イタリア人が日本食を紹介した本「ITADAKIMASU」です。
2019年10月に出版されました。
Giulia Laura Peracchio さんとMarco Brandolini さんの2名で書かれた本です。

二人は世界中で日本食を食べています。
なので、初めてこの日本食を食べたのはニューヨークのお店だった!とかもあります。

日本食についての本はイタリアでたくさん見かけたことがありますが、大体は日本食の料理方法、レシピが中心です。

この本は、イタリア人がイタリア人のために日本食を紹介している本と言ってもいいかもしれません。
概ね、以下の内容が料理ごとに記載されています。

•日本の伝統的な調理法
•料理についての説明、料理の名前は漢字とイラストとともに書かれています。
•料理に関連した日本文化に関するストーリーなど。
•日本とイタリアのレストランで食べた感想。
•料理を食べられるレストランのリスト。
•イタリアにで活躍している日本料理人へのインタビュー。

イタリア人から見た日本食について。
案外イタリア人の知らない日本の文化と繋がる季節ごとのお祝い、食習慣なども書かれています。
そして、日本人にもインタビューをしているので、日本人から見ても「そうそう!」と納得する事や、イタリアとの比較で「そうなんだな〜」と思うこともあります。

例えば、以下のような内容です。
(以下は、私の要約です。ご了承ください。)
天ぷら:
イタリアのレシピにもある揚げ料理(fritto misto)にも似ている。それは偶然ではなく、16世紀に食の輸入としてポルトガルから運ばれてきたことから始まります。日本では、輸入されたものを改良していきました。「天ぷら」という語源はラテン語の「tempora」にあります。食のバランスを考慮して野菜と魚の天ぷらが歓迎され、江戸時代では道路でも食べることが可能になり(屋台)、天ぷらは広く普及しました。

うどん:
うどんは日本人に広く親しまれている料理で、材料は小麦粉と塩と水というシンプルなもの(卵は使わない)。うどん料理は茹でたり、煮たり、焼いたり、冷たい物から温かい物があり、また地域ごとに多くのバリエーションがあり、それは色や香りもそれぞれ違うものである。うどんの種類に「きしめん」があり、これはイタリアの「tagliatelle(タリアッテッレ)」に似ている。うどんの有名な地域の一つは愛知の名古屋。

鰻丼:
のウナギとライスは信じられない組み合わせです。鰻は魅力的な外見ではありませんが、日本の最も美味しい料理の一つ。「ウナドン」は「ウナギどんぶり」のことである。鰻は栄養豊富で5~10月が食べるのにいい時期。
夏の「土用の丑の日」には”夏バテ”に悩まされないように鰻を食べる習慣がある。疲労回復に役立ちます。焼き方は「蒲焼」と言われ、「照り焼き」と似ている。タレは甘く、醤油、酒、みりん、砂糖などが使われている。

その他、先ほど記載したように、
お節料理や季節でのイベントなどについて、イタリアのどこのレストランで食べれるか、日本のシェフに聞いてみたり、食べた場所や感想なども合わせて記載されています。

まだまだイタリア語力が足りない私ですが、
カテゴリーごとに章が別れており、時折イラストもあったりして
面白く読むことができました。

彼らはブログやHPも持っています。
SNS配信もしてます。
よかったら覗いてみてください。
https://japadvisor.com/

タケディーナ拝

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