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ギタリストが思う、ぼっちざろっく、に見るギター上達の話。

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ぼっちざろっくですよ。

少し前に流行っていたバンドアニメですね。これを観てギター始めた、バンド始めたって人も多いのではないでしょうか。

主人公、後藤ひとりさんは中学生の時に友達がいなくてめっちゃギター練習して、ネット投稿で人気を博すようになるほどのギターが上達したぜって、のが導入の話です。

いやぁ、面白いアニメ(漫画)ですね。これはバンド始めよう、ギター始めようって人は増えますね。今、まだ観ていない人は是非観てみてください。面白いですよ。

ここでは、少し現実的なギター上達への話をアニメをフォードバックしながら書いていきますね。

いきなりあんなにギターは弾けないぞ。

主題歌の青春コンプレックスを聴いて、カッコいい、弾きたい、って思うと思います。
ただ、思い出してください。

主人公は中学時代、1日6時間、毎日練習していた

3年間毎日であれば6570時間です。

それプラス高校時代の経験と練習時間と考えると、6570時間以上です。

ここから導き出せるギター上達の道は

楽器の習熟度を上げるには、時間と経験が必要という事です。

あながちオーバーな時間でもないと個人的には思います。

ギターを一年位少し練習したからといってあのレベルには行かないんですよね。

動画配信サイトへの投稿

主人公の後藤ひとりさんは動画配信サイトでギターヒーロー名義で、有名な曲を弾いてアップロードしてました。かなり人気でフォロワーが3万人。コメント欄でもかなり評判が良い。

素晴らしいですね。

これって、経験値としての換算すると凄いと思います。

コミュニケーションが苦手でも、一人で弾いて、ネットにアップ。そこにモチベーションを持って来ることは、今ならスマホさえあれば誰でも手軽に出来るはず。

現実を洞察すると、最初からそんなに上手く弾けなかったと思います。録音を何度も失敗して弾けるようになっていったんですよね。

アニメ第1回から、かなりの腕前と技術は持っている設定だと思います。しかし、そこに行く前に6570時間があります。6570時間、ギター練習しましたか?

さらなる落とし穴

アニメでは、バンドにいきなり誘われます。(現実では考えにくいパターンですが)
ライブハウスに連れていかれ初見のインスト(歌無しの楽器だけの曲)を弾いてくれとのオファーでした。

主人公は弾けると思います、といってリハーサル。

リハーサルをして、バンドメンバーからは

ド下手だ

の一言。

しっかりアニメの中でその理由を解説してくれています。

バンドは生身の人間と呼吸を合わせることがとっても重要だけど、コミュ障は目すら合わせられないので、突っ走る演奏をしてしまう。

バンドになるとミジンコ以下、とまで言われてますね。

はい、ここで現実的なお話。

リズム練習はやろう。

いや、アニメではカラオケトラック(多分)に合わせて一人で弾いたものが成立してたってところだと思うのですが、最初はカラオケやメトロノームに合わせて弾くことすら難しいんですよね。

後藤ひとりさんの場合は別の問題でバンドと合わせるのが難しかっただけな感じですかね。リズムへの少しの意識が変わると、だいぶ違いますよ。

カラオケだけで演奏すると、バックトラックが上手すぎて、自分のミスに気付かないんですよね。

人と演奏するのは超大事

結局、バンドをやるギターやベース、ドラム、などは人とやるものなので
バンドが難しくても、仲間と一緒に練習したり、レッスンに行って先生と弾いたり、他のパートとセッションしたりが大事なんですよね。同じリズムでもゆったり弾く人、速めに弾く人、色々います。みんなで呼吸を合わせるのは経験を積むしかないんですよね。

まとめ

第1話からの所感ですが、以下、簡単なまとめ。

ギター(楽器)は時間がかかる
録音が大事
人と演奏する
リズム練習

少しハードモードな気がしますが、ギターは魔界村くらい難しいのです。
適当にやっててもあんまり上手くならないのです。

なんで、そんなに練習するかというと

楽しいからなんですよ。

では、また。


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