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パーソナルトレーナーのための、クライアントとのプログラム提供契約書【契約書ひな型/商用利用可能】【メールでご質問可能】

竹永 大 / 契約書のひな型と解説

高付加価値を提供するパーソナルトレーナーのための契約書

ダイエットや筋トレ、健康維持など、さまざまな目的でパーソナルトレーニングが注目されています。トレーナーさんはフリーランスのことが多いと思います。どうすればパーソナルトレーナーが収入を高めることができるでしょうか? 高単価のプログラム提供がひとつのこたえです。

独自のプログラムを提供することにより、単なる運動サポートではなくその人の目的に合わせたコースがうまれ、パーソナルトレーナーご自身がブランディングされていくものです。個人クライアントとの間にスマートな契約があれば、信頼性も高まり、高単価のプログラムを提供する際にも、お互いに安心感があります。つまり契約書をつくって、高付加価値のトレーニングプログラムを提案するのです。

パーソナルトレーナー向けの契約というと、関連業界団体からサンプル契約書は出されています。いくつか拝見したのですが、あくまで参考という趣旨であり、使い勝手のよさそうな実践的なものはありませんでした。そこで、パーソナルトレーナーさんと、そのパーソナルトレーニングを受けるクライアントとの間の契約書のひな形を公開します。


トレーニングを受けるお客さん向けの契約書

難しすぎる契約書では、個人のクライアントさんは身構えてしまったり、理解しづらかったりすると思います。お互いに良いトレーナーとクライアントの関係でいるためのものなので、あまり複雑なものや威圧的な条文(損害賠償、裁判等)は重たすぎる印象です。そこで、口調をやわらかくし、わかりやすい表現にしました。また、コースプログラムが複数ある場合に、チェックボックスで選択することで、どのコースの契約書なのか簡単に示せるようにしています。

ただし、高単価の継続的なプログラム(たとえば3か月間でのおおよその達成目標を設定し、期間中に一定回数のトレーニングを受けられるようなコースで、前払いで料金を支払うようなもの)を想定しているので、契約期間と料金、何回のセッションがあるのかなどは明確にする必要があります。

また特に、解約のトラブルが多いようです。プログラムを一定期間こなすプランの場合、途中でやめたくなった場合どうするのか、返金はあるのか、などの認識が食い違うと、もめてしまいがちです。そこで解約ルールを明記できるようなひな型にしています。

解約条項がポイント

そもそも解約や返金を認めるかどうかについては、いろいろな考え方があると思います。誠実にトレーニングを提供しているのに、気まぐれにやめられたりしたら、トレーナー側としても納得がいかないですよね。

ただ、契約をトレーナーに有利にしすぎると、いかにも表現が威圧的な内容になったり、まれに消費者相談などに発展したときに不利な要素となりかねません。あくまでも解約となってしまった場合のルールなので、バランスのとれた、部分的な返金には応じられる内容となっています。

このひな型に含まれる条項

編集に便利なWordファイルも以下からダウンロード可能です。

第1条(プログラム内容)
第2条(有効期間)
第3条(プログラムの提供)
第4条(対面セッションの実施)
第5条(対面セッションの実施場所)
第6条(対面セッションの変更)
第7条(料金及び支払方法)
第8条(免責)
第9条(解約)
第10条(協議解決)

+Wordファイル

編集のコツ

当事者の名称やコースの詳細、時間、日付などは、すべて上書きしてご利用ください。お客さまからは直筆で住所と署名をご記入いただけるように空欄をつくるとよいです。また、たとえばトレーニングプログラムも、固有のネーミングがある場合は入れ替えてしまってください。特に解約のルールについて、独自の設定がある場合は修正してお使いください。ブランドやロゴマークをお持ちの方は、契約書にレイアウトすると見栄えよく仕上がります。


パーソナルトレーナーのためのトレーニング提供契約書のひな型


「以下の内容を必ず読み、ご理解いただきますようお願いします。」
     
      パーソナルトレーニングプログラム契約書

お申込みいただきありがとうございます。お客様        (以下「クライアント」といいます。)とパーソナルトレーナー○○○○(以下「トレーナー」といいます。)とは、トレーナーがクライアントに対して一連のパーソナルトレーニングプログラムを提供するにあたり、以下のとおり契約します。

第1条(プログラム内容)
 トレーナーがクライアントに対して指導するパーソナルトレーニングプログラムの詳細は次のとおりとします。
□A〇〇〇〇(コース名称)(期間中に、所要時間約〇〇分間のセッション×〇回)
□B〇〇〇〇(コース名称)(期間中に、所要時間約〇〇分間のセッション×〇回)
□C〇〇〇〇(コース名称)(期間中に、所要時間約〇〇分間のセッション×〇回)

第2条(有効期間)
 本契約の有効期間は、本契約締結の日から令和〇〇年○○月〇〇日までの〇か月間とします。
2 前項の有効期間は、クライアントとトレーナーが別途協議して、同一条件で延長することができます。

第3条(プログラムの提供)
 トレーナーはクライアントに対して、前条の有効期間中に、原則として以下の内容のパーソナルトレーニングプログラムを提供します。ただし、トレーナーは、以下の内容の詳細について補足または変更するご案内を、書面にてクライアントに提供することができます。
(1)コースごとに定められた回数、対面でのトレーニングセッション(以下、「対面セッション」といいます。)を実施します
(2)トレーナーはメール、LINE等により随時、パーソナルトレーニングプログラムの趣旨に応じた情報をクライアントに提供し、クライアントからのご質問に随時対応します
(3)その他、〇〇〇〇等を提供します


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竹永 大 / 契約書のひな型と解説
1973年東京生まれ。平成15年から契約書専門の行政書士。著書2冊「わかる!使える!契約書の基本」(PHPビジネス新書)「契約書の読み方・作り方」(日本能率協会マネジメントセンター)。ホームページ https://www.thebestagreement.com/