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生かなきゃ。

本当に辛くて、しんどくて、何でここにいるんだろうって、なんで助かっちゃったんだろうって、思ったらいけないけれど、ふと感じてしまった。
何かの蓋が外されたみたいに勢いよくそんな気持ちが溢れ出てくることがある。

今日は、俗に言う不動産巡りをしていた。
暑かったので汗を垂らしながら、手当り次第に不動産屋をあたっていった。
昼前から動き始めて、気付くと昼ごはんも食べずにおやつの時刻になっていた。
まぁ珍しいことでもない。

バスのなかでは、焦燥感が収まらず、頭の中はグルグルと渦を巻いて同じことを考えが蜷局をまいて、初めて座ってることが出来なかった。
もうソワソワして仕方がなかった。
痒くもない太ももをかいてみた。
さっきトイレで気づいたけど、めちゃくちゃ血が出てる。
初めてこの体になってから、本当に立ってるのがすごく辛くなった。
駅からいつものバス亭まで立ってられないし、揺れる。

帰ってからも、お風呂に入っても気持ちは収まらなかった。
樺沢先生が動画でよく言ってる事をやってきたはずなのにだ。
全くもってセロトニンなんて出ている気がしない。
勝手に頭のなかは、楽になることしか考えていない。

ノンアルビールを買っていたので、それを飲み終わったら外に行こうと考えた。
窓を見れば外にはいつも通り線路の上を電車が走っている。
あそこに行けばなんか変わる気しかしなかった。
さっきまでの焦りは消え、もはやワクワクにも似たものしか感じられなかった。

でも同じことは繰り返さないって約束した手前、いのちの電話ってそういえばどんな感じなんだろうってふと思う。
いい機会だし迷惑電話にはならないよな…と思った。
いつも、とあるワードが入ってる動画を見ようと検索すると、出てくる場所にかけてみたくなった。

1回目。
『お電話が大変混雑しております』と音声通話。
意味ないじゃん!と思いつつ、仕方がないかと思うことにした。

2回目。
1回目と同じ対応。

3回目。
もう半分意地になりかけてたときに、繋がった。
そこで今日1日のことを話した。
不動産巡りをしてたこと、気持ちが沈んでしまったことなどを話した。
相手は同情するわけでもなく、示唆するわけでもない。
ちょうどいい距離感を保ちつつ、住む部屋が見つからないことを話した。
『セーフティネットの生活保護っていつのがありますよ』って教えてくれた。
『でもそんなの欲しいと思ってる人はいっぱいいる』って言ったら『あなたもその1人じゃないですか?』と返された。

結果、新しい生活保護という道が開けた、というか前に説明を受けに行ったことあるのを忘れていたので、既に持っていたんだと思う。
どうか、申請が通りますように。

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