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日焼けって何?に答えられますか【日焼け①】

美容が気になる方、ドラッグストアで化粧品選びや日焼け止めを選びたい方。
まずは知識として【日焼け止め】に関して書いていきます。

本日は、SPFのみ考えてみます!3部作くらいになりそうです(^_^;)

SPFとPAは最終的にセットで覚えなくてはならないのですが。片方覚えておけば、あと反対。みたいな覚え方もできますので。※あくまで個人の覚え方なので、あいまいな表現がありますが、許してください。

日焼け、SPFって?

今回のテーマ:SPFと書きました。
SPFとは、Sun Protection Factorの略です。
訳すと、日焼け止め因子ということですかね。
日焼け止め因子って何?ってなりませんか?

ここで、タイトルの質問、そもそも日焼けって何か?を
考えなくてみます。

日焼けは「赤みの原因となる紫外線を受け、最終的に、シミやソバカスを作ること」と覚えてしまいましょう。
よく、シミやソバカスのことを、メラニン色素の沈着とも言っています。

メラニン色素の沈着(シミ)

メラニン色素は悪いものでしょうか?
なぜ、あるのでしょうか?

例えば、元々、色黒な方は、黒いメラニン色素が多いため、肌の色も黒くみえるのです。
この方々は、実は、紫外線に強いんです。(羨ましい〜)

元々メラニン色素が少ない、色白さんは、紫外線を受けて、黒いメラニン色素を作り出します。
でも、これは皮膚の表面の一時的な体の防御反応なんです。

真夏に外で遊んで真っ黒、小麦肌になっても、冬には白くなりますよね?よく、ターンオーバーという言葉も聞きますが、皮膚の表面であれば、新品に戻るということです!

つまり、メラニン色素自体は、良いやつなんです。

悪いのは、このメラニン色素が、皮膚の奥へ沈着すること=シミやソバカスが悪です!!

赤みの原因となる紫外線

どうして、皮膚の奥へメラニン色素が沈着してしまうのでしょうか?
ここで、赤みの原因となる紫外線が登場します。
悪者です。

皮膚の赤みには、炎症、ヒリヒリも含まれます。
少量の紫外線であれば、肌の表面では、メラニンが生成されて、これ以上紫外線を浴びないようにガードしてくれます。
しかし、この赤みの原因となる紫外線を浴び続けてしまうと、ガード強化!!
メラニン色素を皮膚の奥へしまいこんで、シミやソバカスとして、永遠の盾を作ってしまいます。
赤みだけでなく、シミまで。いらないですね。

SPFで、体を守れ!

日焼け止め因子SPFは、メラニン色素の変わりに赤みの原因となる紫外線から、肌を守っているということです。

しかし、このSPFが含まれた、日焼け止めを塗っても赤みは起きる可能性はあります。
SPF50などの、数値はどれだけ強い紫外線量から赤みを防止してくれるか?という基準に依存しています。

紫外線量が多そうならSPF50、日常的な使用ならSPF30をというように、見えない紫外線量を気にしないといけないんです。難しいですね。
日焼け止め効果の持続時間ではないので、日焼け止め剤がどれだけ体に残っているか?を気にして、こまめにないといけないです。

★赤みが出てしまったら

赤みは、炎症ですので、冷やしてあげましょう。
また、乾燥状態ですので、保湿成分の入った化粧水も効果的です。アロエのジェルがありますよね〜笑(気持ち良いらしいです)

まとめ

日焼け=
赤みの原因となる紫外線を受け、シミやソバカスができること。

★体の防御反応
①紫外線を受ける→赤みが出る
         黒いメラニン色素ができる
        →これ以上焼けない。
②さらに浴びる→メラニン色素が体の奥へ沈着する。          →シミ、ソバカス。

SPF=日焼け止め因子=メラニン色素と同じ役割で、
赤みを抑え、体のシミ、ソバカスを作らせない効果!

補足

ここからは、薬剤師・薬学生ならつなげておきたい知識として!どこかで見たことある問題ですかね?

Q.赤みの原因の紫外線とはなんでしょうか?

A.UVBです。

Q.赤みのでる日焼けのことをカタカナで何という?

A.サンバーン
赤みのでるというのは、炎症や、軽度な火傷のような状態のことです。

Q.サンタンはどういう、意味?

A.肌が黒くなること。
UVBを受けたあと、メラニン色素の増加することを指しています。

また、気になったので、SPFを決める実験を簡単に書いておきます。
ある人に対し照射した箇所が約1日後にわずかに赤みを帯びる紫外線量を測定し、日焼け止め有り、無しを比較する。ある一定の条件を満たしたものをSPF50と表現するようです。紫外線量が基準で、50倍の紫外線量を浴びたら、やっと赤みがでるよというのがSPF50です。
対数とか出てきて、ややこしい雰囲気←
50倍以上は、測定するのが大変?なので、それ以上はSPF50+でまとめる感じです。

今日は、ここまで!!
わかりにくかったら、遠慮なくコメントお願いします!
次回は、PA書きますね〜(^^)

参考 日本化粧品技術者会ライブラリー

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