見出し画像

仕立て屋の「網を繕う日々」1日目。手を使う仕事なのに、手を骨折してしまいました。


なんと小指を骨折してしまいました。

手を使う仕事なのに。

そんな時、目に留まったツイッター。



「漁師は漁に出られない時は網を繕う」

いい言葉です。勇気付けられます。

なので、しばらくこの私自身の「網を繕う日々」をノートに書いて見ることにしました。

画像1

さて、手を使う仕事なのに手を骨折するなんて、自己管理の甘さと言われればホントにその通りです。正直自分でもそのことを考えると今でも後悔の念でめちゃくちゃ凹んでしまいます。

 普段から、手の怪我には気をつけていました。なるべく利き手じゃない左手で重いものを持っているし、特にドレスの仕事が入っているときは、絶対に事故に合わないように道も用心して歩くし、ドレス制作中は大好きなお酒も飲まないし、仕事柄右足だけをよく使うので、左右の股関節のバランスを整えるためのヨガと、免疫力を落とさないように、睡眠と食事にはまあまあ気をつかっていました。

 しかしその日は悪いことが重なってしまいました。まず、その日は久しぶりのお休みで、私は少し体調が悪く(めまいと貧血)横になっていました。寝起きで少しフラフラしていたのですが、家族の用事で急いで階下に行かなければならなくなり、少し慌てて階段を降りている時にバランスを崩して階段から落ちました。無意識で利き手は死守し、右のお尻と左手小指で全体重を受け止めたようです。

うう・・・。

もう、めちゃくちゃ痛かった。

しばらく動けませんでした。

よく折れたらすぐわかるっていうけど、折れたことないし、痛みには我慢強いほうだから、痛いけど折れてたらもっと痛いんかもしれんな・・・なんてぼんやり思っていました。

その時家に居たのは下の娘だけ。息子は塾に、主人は用事で出かけた直後。土曜日で病院は閉まっているし、仕方ない。

多少動けるようになってから息子に頼まれていた明日までに乾いていないといけないサッカーのユニフォームを洗濯し、家事をして早めに寝ました。


翌日も痛みはおさまらず。左手小指はカブトムシの幼虫みたいに腫れていました。

日曜日に診察してくれる病院は内科兼用の小さな病院に行くと、おじいちゃん先生が、

「う〜ん、ヒビ入ってるかもしれん。もしかしたら折れてるかもしれん」

かもしれんって、なんやそれ!

隣の薬指を添え木代わりにしてくるくるとテープで巻いただけ。


月曜日。やはり不安になって違う病院へ。

「骨折してますね」

やはりそうですか・・・。

ぐるぐるとしっかりした金具で固定され、全治一ヶ月半!!!

ひえ〜!


そこで改めて仕事のことを考えた。

幸い、利き手は無事だし、使えないのは左小指だけ。

固定されてる期間は2週間だから、その間にあの作業してこの作業して、先にこっちして、ここはあの人にたのんで、うん、今ある仕事はなんとかなりそう。

しかし、これからの仕事が・・・。

アトリエを出て、これから新しい仕事を得るためにもっと頑張らないといけない時期なのに。


そんな時に、息子が言った。

「オレ、怪我したあと、サッカーで出来ることの幅広がってたで」

え?どゆこと?

「右足怪我した時、軸足で立てるくらいになってからずっと左足で蹴る練習しててん。そしたら左足でもシュート打てるようになって、出来ること増えたわ」

・ ・・なるほど。

「漁師は漁に出られない時は網を繕う」

ってやつだ。

ええ話やな。

まあ、私もなるようにしかならんし、今できることをしよう。

繕うものは繕えない時、何をすればいいか。何をしたか。

これはそれを(自分のために)書き留めるnoteです。

画像2

「網を繕う」第一日目に私がやったこと。

□ このnoteを始める。

□ これからの仕事について段取りをし、関係各所に連絡。

□ 確定申告の準備。

□ ルーロットウェディングの場所について、問い合わせメールをする。

□ 本を読む → 「父が娘に語る 美しく、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話」

□ 翌日のワークショップの準備をする。

□ カルシウムサプリメント購入。一刻も早くホネをくっつけたい!



---------------------------------------------

投稿にスキ!してくれたらジプシーオラクルカードのメッセージがランダムにでてくるように設定しています。

スキ!ってしてもらえるとすごく嬉しいです。今日の占いがわりにどうぞ。

---------------------------------------------


ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。 日本各地の布をめぐる「いとへんの旅」を、大学院の研究としてすることになりました! 研究にはお金がかかります💦いただいたサポートはありがたく、研究の旅の費用に使わせていただきます!