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本とチャリと音楽と ~チャリ旅 6日目~

みなさんこんにちは。チャリ旅も6日目に突入しました。前日はユニークなドミトリーに泊まりました。寝床が簡素だったら割には、ぐっすり眠れて、朝はいい目覚めでした。同じ部屋のアジア系外国人ボーイたちは、僕よりも早く出て行きました。僕も諸々の準備をして、出発。

今日は、ゴールが伊賀で、恐れていた山登りをせねばならないわけですが、名古屋からしばらくは平坦なので、最初は普通のサイクリングです。最初の目的地は四日市駅で、距離は41km。1ライドで40kmオーバーは今までなかったので、これはこれで少しチャレンジングでもありました。漕ぎ始めから、やはり前日の疲労が残っていて、若干絶望しましたが、奮い立たせてスタート。

今回のライドはずっと気持ちのいい田舎道でした。4人くらいでチャリに乗って、遊びに向かってる少年たちを見て、こういう環境で育つとその後の人格形成にも大きく影響を与えそうだなぁ、いいなぁ(誰)、とか思いながらすれ違いました。とりあえずひたすらに暑い。昨日も書きましたが、信号待ちなどで止まるとより一層日差しの強さを感じて、なるべく信号などがない道を選びながら進みました。

最後の方は単調だったのもあって記憶に残っていないのですが、何とか41kmを漕ぎ切って、四日市駅へ到着。思ったより栄えていないのだな、と思っていたのですが、どうやら近鉄の四日市駅が栄えているのですね。JR四日市駅もあれはあれで雰囲気あってよかったですけどね。あと、三重県に入ってからいきなり、関西弁の人が増えました。関西圏に入った実感が湧きますね。

そこから、近鉄四日市駅のスタバに吸収されて、そこでしばし休憩。午前の分の記事を書き始めました。そこで、とても悲しいことに気がつきました。この41kmのライドでレコーダーが作動していなかったのです。いつも僕は、Cannondaleのアプリで出発と到着時にボタンを押しているのですが、今日は途中に寄ったコンビニで、一時停止を押したまま、再出発を押しておらず、到着時に9.6kmと表示されていて、叫びました。手動で一応編集できるのですが、細かい道の記録とかが残らないので、ちょっと悲しかったです。

四日市駅
名古屋 → 四日市

四日市で休憩し、ランチを食べたあと、今日は最後に山登りがあるため早め早めの行動を意識して、伊賀までの道中で寄りたい場所は特になかったのですが、2日に1回はジムに行くことに決めていたので、鈴鹿の絵ニタイムフィットネスに寄りました。今から山登りがあるのに、わざわざジムに行くは悪手ですよね。ただ、上半身だから大丈夫かな、と思って寄り道しました。

ジムでは基本的に上半身を鍛えていたのですが、下半身が疲れているとパフォーマンスが下がることがわかりました。いつもできる重さがやけに重く感じたり、1,2回目はスムーズにできても、5,6回目で、体が踏ん張れなかったりすることがあって、上半身のトレーニングでも全身使っているんだなぁ、と改めて実感できました。ジムトレの後、更衣室で着替えていたのですが、あまりにも疲れすぎて、地面に座って30分くらい眠ってしまっていました(笑)。

ジムを終えて、ようやく目指すは伊賀。45kmライド。そして、事前の調べで箱根山の足元にも及ばないですが、山登りの要素もあることもわかっていたため、結構ハードなライドでした。ただ、夕方のスタートなので、暑さによる厳しさはないため、いけると踏んでスタートしました。

序盤20kmは平坦で、ジムで仮眠をとったことも良かったのか、田舎道をスイスイ進みました。そのまま漕いで行くと、どんどん山が近づいて、それとともに周りの木の量が増えてきました。いよいよ、山登りが始まるのか、とドキドキし始めました。

民家や人通りも少なくなってきて、いよいよ山道が始まったのですが、箱根山と違って、勾配が緩くて、助かりました。しかし、2日目の箱根山との違いは、僕の体のコンディションでした。勾配がゆるいのは目で見てわかるのですが、体がついて行かず、ギアを一番緩めて、三輪車くらいのペダルの回転数でちまちま登っていました。それを頑張って続けていたのですが、途中であまりにも疲れてしまったので、22km地点あたりで止まって休憩をしました。

10分くらい休んで再びスタート。まだ山道は続きそうなのですが、景色は結構良くて、JRの関西線という電車が走っているのですが、山道の中を走る電車は荘厳で良いです。そのまま三輪車ギアでちまちま進み、ラスト15km地点で道の先が見えない地点に到達しました。つまり下りということですね。下りも2種類あって、一時的な下りと、峠を越えた下りがあります。もちろん峠を越えた下りが嬉しいわけなのですが、僕はこの後来る下りが、どちらのくだりなのかを見つける術を見つけました。下から見た時にその先に木や山が見える場合は、その下りは一時的な下りの可能性が高いです。そうでなく、その先が空になっている場合は、峠の可能性が高いです。みなさんもご参考までに(笑)。

ラスト15kmで峠を迎えて、そこからはホテルに着くまで、ずーっと下りでした。あんまり下り過ぎると、明日また登らないといけないなぁ、と思いながら、でもこの一時的な快感を楽しんでいました。そのまま今日のホテル「ルートイン 伊賀上野」に到着しました。疲れすぎたので、すぐお風呂に入って、ご飯を食べて、リセットしました。この瞬間が最高ですよね。

ホテル ルートイン 伊賀上野
鈴鹿 → 伊賀上野

ラスト15kmの下りの中で、この地に住んでいる方々と何人もすれ違ったのですが、おじいちゃんと孫で家の前で何か遊んでいる(何してたのかは不明)のを見て、無性にノスタルジックというか、センチメンタルというか、目頭が熱くなりました(いきなり)。僕は幼少期、おじいちゃんと家が離れていて、年に2回くらいしか会ってなく、いわゆるおじいちゃん子ではなかったため、ああいう風におじいちゃんと遊べるのが無性に羨ましく思え、また、それもいつまでも続くものではないのだろうなぁとか思うと、寂しくも微笑ましい気持ちになりました。いい光景でした。

ホテルではダラダラテレビを見ながらこの記事を書いて、明日のためのエネルギー補充をしているのが今です。今日は本当に疲れました。明日は朝、伊賀上野城とか見に行こうかなぁ。本の感想も書きたいなぁ。

また明日です。

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