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Power of One

先日、テレビ番組でマクドナルドの再起が取り上げられていました。
マクドナルドは、低価格戦略でブランドイメージが毀損し、赤字に低迷。
その後、プロ経営者として名高い原田泳幸氏が就任し、既存点売上高を8年連続で伸ばしました。
しかし、その後チキンナゲットへの異物混入や賞味期限切れ問題で再び低迷しました。

そんな、マクドナルドですが、いまではまた業績が上り調子だというのです。
その陣頭指揮を取るのが、アメリカ本社から派遣されたサラ・カサノバ氏です。

カサノバ氏が就任以降、再び業績は回復。
その秘訣は、コミュニケーションにあるといいます。
新商品として投入されたグランシリーズは6,000人のアンケートを徹底的に分析し、開発した商品だそうで、
バンズも、具材もすべて見直されています。
また、アンケートアプリも開発。クーポンを発行することで、たくさんのお客の声を集めることに成功したそうです。
その結果、お客の声は、商品開発、店舗運営に生かされています。
印象的だったのは、カサノバ氏がどんどんお客に話しかけ、商品のこと、店のことをヒアリングしていることでした。

そんなカサノバ氏が掲げたスローガンは「Power of One」
一つになって協力する
一人ひとりが最善をつくす
という意味が込められているそうです。

徹底的に現場を見て、現場の力を高め、結集していく。
そこに業績アップの理由があったのです。

さて、このエピソードを私たちの会社にあてはめて考えてみましょう。
まず、私たちは感覚で運営していないだろうか。
例えば、子どもたちの成績をなんとなくしか見ていないのではないか?
点数の上がり幅は?授業の回数は?授業の中における講義の時間の長さは?問題演習の時間の長さは?
発問の回数は?生徒に話しかける回数は?顔を上げて話している時間は?
資料請求の件数は?オープンスクールの参加率は?参加者のコンバージョン(歩留まり)は?
私たちはついつい定性的な情報に頼ってしまいます。
しかし、もっと定量的に分析できる点はあるはずです。
もっと会社として定量的な分析ができる会社にしていきたい。

そして、「Power of One」のスローガンのように、一人ひとりが最善の策を徹底できているだろうか。
生徒への声掛けは十分か。声をかけてない、会話していない生徒はいないだろうか。
より早く退社できるように動いているだろうか。
ペアを組むトレーナーと協力して動けているだろうか。
もっと授業が上達できるよう、他のメンバーの授業を見ているだろうか。
見て、見つけた違いを自分でも実践してみているだろうか。
キャンパスマネージャーは他のトレーナーにも経営計画の達成を目指してKintoneで声掛けしたりしているだろうか。
経営メンバーは授業のノウハウや、指導のポイント、作業内容など、業務がよりやりやすく、成果の出る方法を絶えず提供できているだろうか。

もっと、もっとできるはず!

これから3店舗目を目指すにあたり、一人ひとりのレベルアップが欠かせません。
仕事のスキルも、授業のスキルも、問題を見抜く眼力も、データを分析する力も、もっと高めなければいけません。
3店舗目にチャレンジできるかどうかは、一人ひとりの力にかかっています。
もっとうまくできる仕組み、うまくいく仕組みを考え、作っていきましょう。

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