思考力UPコラム1「ソクラテスへの入門」~無知の知を知る~
あなたから見て、世の中で一番賢い人は、「なんでも知っている人」でしょうか?それとも「何も知らない人」でしょうか?
多くの人が「なんでも知っている人」答えるでしょう。
少なくとも「何も知らない人」は賢いようには見えないと思います。
でも本当にそうでしょうか??
実際には賢い人本人は、自分のことをなんでも知っているとは思っていません。
賢い人は自分が何も知らないことを自覚しています。
古代ギリシャの哲学者ソクラテスが、無知の知という考え方を残しています。これは「自分の無知を自覚しよう」という意味です。
「自分がいかにわかっていないかを自覚すること」……。これが物事を自分の頭で考えるための本当の第一歩となります。
この自覚ができている人は、安易に自分が正しいことを主張しないですし、相手の主張を否定することもありません。
もしあなたが、当たり前のことを聞いた時に、「そんなの当たり前だよ」と思っている場合は注意した方がいいかもしれません。
自分は出来ていると思っている「中途半端に出来る人」は、自分が出来ていると思っている限りは学ぼうとすることはないからです。
無知の知の実践(知らないことを自覚すること)を謙虚な気持ちになってしていきましょう。
また常に他責な人は、気づきを得ることがしづらくなります。
環境や周りのせいにすることで、思考が停止してしまうからです。
思考力を上げるためには、常に自責である必要もあるのです。
無知の知と自責思考
この2つの姿勢を取り入れることが思考力を上げることには必要不可欠になることを肝に命じておきましょう。
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