ティール&ホワイト リボン プロジェクト キャンペーンピンバッジ。

2017年05月18日、私はNPO法人 キャンサーネットジャパンのティール&ホワイト リボン プロジェクト(以下同プロジェクト、[1])から、キャンペーン ピンバッジ([2])を購入した(図01)。

図01.ティール&ホワイト リボン プロジェクト キャンペーン ピンバッジ。
撮影日:2017年05月18日

同プロジェクトは、以下の5つの目標を掲げ、その実現を目指している([3])。

  1. 子宮頸がんに関する一般的情報の普及・啓発。

  2. 子宮頸がんワクチン(ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン)の平等な接種機会の確保。

  3. 子宮頸がん検診の有効性の普及・啓発と受診率の向上。

  4. 子宮頸がん標準的治療(ガイドライン)等、適切な治療情報の普及・啓発。

  5. 子宮頸がん罹患者・体験者に対する社会参画の支援。

また、その最終的目標は、「子宮頸がんの予防・検診・治療に対する正しい知識を普及・啓発し、日本における子宮頸がん罹患者数、死亡者数を減らすとともに、子宮頸がんになっても、その人らしく生きていくことを支援する社会を実現する」ことである。

私は日本癌医療翻訳アソシエイツで、HPV関連記事の翻訳に携わることで、子宮頸がんの予防・検診・治療の啓発に携わっている。

しかし、今回は経済面でこうした啓発に携わるために、ティール&ホワイトリボンプロジェクト キャンペーンピンバッジを購入した。

私はこのピンバッジに誓って、これからもHPV関連がん、主に子宮頸がんの予防・検診・治療の啓発に携わる所存である。

ちなみに、HPVワクチンは、2013年06月から、積極的な勧奨が一時的に差し控えられていたが、2021年11月に、専門家の評価により「HPVワクチンの積極的勧奨を差し控えている状態を終了させることが妥当」とされた。その結果、原則、2022年04月から、他の定期接種と同様に、個別の勧奨が行われることとなった([4])。

この件に関しては、こう答えよう。「とりあえず、私たちは勝利した。しかし予断は許されない。これからもHPVワクチンなどのがん予防ワクチン([5])の啓発に取り組む」。

余談だが、センダイウイルス・ベクターを用いるがんワクチン、アデノウイルス由来組み換えドデカヘドロンを用いる人工ワクチン、および、人工多能性幹細胞に発現する複数のがん抗原を利用する予防的がんワクチンには、驚いたね。なお、これらはあくまでも、開発中のものである(5)。



参考文献

[1] NPO法人 キャンサーネットジャパン.“ティール&ホワイト リボン プロジェクト トップページ”.http://www.sikyukeigan.net/,(参照2022年03月15日).

[2] NPO法人 キャンサーネットジャパン.“ティール&ホワイト リボン プロジェクト キャンペーングッズ販売”.ティール&ホワイト リボン プロジェクト トップページ.http://www.sikyukeigan.net/goods/,(参照2022年03月15日).

[3] NPO法人 キャンサーネットジャパン.“ティール&ホワイト リボンとは”.ティール&ホワイト リボン プロジェクト トップページ.http://www.sikyukeigan.net/about.html,(参照2022年03月15日).

[4] 厚生労働省.“ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~”.厚生労働省 ホームページ.政策について.分野別の政策一覧.健康・医療.健康.感染症・予防接種情報.予防接種情報.https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html,(参照2022年03月15日).

[5] 国立研究開発法人 国立がん研究センター 先端医療開発センター.“がん予防ワクチンの開発”.国立がん研究センター 先端医療開発センター トップページ.グループ紹介.免疫療法開発分野(柏).主な研究内容.https://www.ncc.go.jp/jp/epoc/division/immunotherapy/kashiwa/030/030/20170728190425.html,(参照2022年03月15日).

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