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大人になっても青春はできる

最近、金八先生を一気見している。
恐らくこの一週間で、一番見ている日本人だと思う。
特に好きだった兼末健次郎世代の第5シリーズを見終えたばかりで、
リモートワークが続くうちに、全シリーズ制覇しそうな勢いだ。

これでもかってぐらい、
クラス内で様々な問題が発生するんだけど、
困難を乗り越えるために金八先生が手を差し出したり、
周りの友人や家族、地域の皆さんが一緒になってぶつかってくれる。

そんなストーリーを見ていて、
柄にもなく涙が止まらない事もあれば、
羨望の眼差しを向けている自分もいる。

青春っていいなって。

<青春>
夢や希望に満ち活力のみなぎる若い時代を、人生の春にたとえたもの。

辞書で引くとこう記してあったが、
そこにはいつだって友という不可欠な存在がいた気がする。

夢や希望が無くても青春と思えた学生時代

まだ空が明るくなる前、
眠たい目をこすり、白い息でかじかんだ手を温めながら、
嫌々通った部活の朝練。

テストの点数に一喜一憂し、
好きな子を目で四六時中追っかけては、
一ヵ月に一度のメガイベント「席替え」に胸を躍らせていたあの頃。

明確な夢があった訳でもなければ、
将来に目を輝かせ希望たっぷりだったわけでもない。
それでも、今思い出せばみな青春だった。

何をするにも、活力だけはあったのだと思う。

次から次へと目の前に現れる初体験に、
いつでもがむしゃらにぶつかったし、
そしてそこには、
当たり前のように人との関わり、それも濃厚な関わりがあった。

一人ではできない事も、みんながいれば勇気が湧いた。
苦手な事も、応援してくれる人がいれば頑張れた。
苦しい事も、仲間がいれば乗り越えられた。

今、活力はあるか。

ふと、大人になった今、自分に問うてみる。
ある。
だけど、学生時代と違って、孤独に感じる事も少なくない。

会社ではプロジェクト毎にメンバー編成される事も多く、
大きい所では年齢差が30も。
価値観も異なれば積み重ねてきた経験も違う者同士、
"ハラスメント"という言葉なんかが邪魔をして、
本気のぶつかり合いさえ出来ない事もしばしば。
同じ方向に進んでいるようでも、
内心抱えた気持ちは揃っていなかったりする。

アパートのお隣さんの名前も知らないような東京で、
共に青春を過ごした小・中・高の友人はおろか、
あれだけ毎日本音を語り合った大学時代の友人も、
今は誰かの結婚式で年に一度二度会えれば御の字。

大人になるに連れてどんどん、
他人との濃厚な関わりが少なくなっていく。

今必要なのは、人との濃厚な関係だ

今こうした状況下で外出する機会が減る中、
会社に行きたい、人に会いたいという気持ちが高まっている。
いつもならきっかけが無ければ集まらないメンバーと
簡単にWeb呑みをする事も増えた。

今、世の中がある意味リセットされ、
この状況を乗り越えるために、
新しい時代を生きぬくために、
みなが一丸となり、
助け合いながら共存していく精神が問われている。

人は一人では生きていけない。
経営の神様・松下幸之助は「青春とは心の若さである」とも言った。

あの頃のようにたくさん挑戦し、
人との出会いに感謝し、
本気でぶつかり、
大人の青春を作っていきたい。

今、バスケに本気でぶつかり中。
一緒にぶつかってくれる仲間を増やしていきたいです。

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