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鰹節屋・だし屋。ヤマキ|ツバキカレーコラボ

こんにちは!
9月中旬とはいえ、まだまだ暑いですね😵💦
この時期になるとどこからか現れる蚊。

真夏は蚊さえ飛ばない東京、暑すぎる騰狂w
現れるやいなや陰湿にも足首周りを狙って低空飛行。

5月〜10月まで半ズボン族の僕はただのターゲット😭🩳

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それはさておき、
めんつゆや鰹節でご家庭でもお馴染みの【ヤマキ株式会社】よりご依頼を頂き、9/12〜9/16に期間限定カレー弁当の販売を行いました🍱🍛


ヤマキの商品を全てのお料理に使用して作るという縛りで商品化👨‍🍳

実際に販売したお弁当


折角なので一品ずつご紹介。

①ヤマキそぼろ鰹節カレー

ヤマキといえば鰹節とおだし。
そして【入りやまき】ロゴをみてわかる通り、
和風、和食、伝統というイメージの会社。

以前にも鰹節を使ったカレーをつくった事は何度かあったが、あくまでインド、スリランカカレーを参考にアレンジしたものでした。

そして冷めてから食べるお弁当に、よくあるルーのカレーって正直あんまりそぐわないな、と感じておりました。

端的に言うと、油も塩分も過剰に感じるし、持ち運びも神経使うし、食べ難い。

そんでイメージしたのが、
【和風ドライカレー。鶏そぼろの2色弁当みたいなカレーにしたいなあということ。】

まあとにかく頭の中では出来たし、
やってみようと試作。

肉類は一切使わず、鰹節と煮干し節を贅沢に使用し、シンプルに美味いのは出来た。
けど、

コレ煮干しの頭と内臓とらずに使えて便利。
今回初めて使った商品。


これだけじゃ普通で面白くない😅
どうすっかなー。と。

何度も試作し、出来たカレー。
ご飯に載せても染みないので、ご飯のパサつきも防止。

じっくり煮詰めることで、しっかりとした魚介味のドライカレー。

そこに、おだしの登場。

コレコレ

最初はドライカレーとして食べてもらい、
途中でお茶漬けやひつまぶしのように、

カレーに出汁をかけて食べることで、
一度で二度美味しいカレー弁当完成😆

しかも、
少し時間をおいてから食べる時もおだしをレンチンすれぼ、あったかごはんが食べられる仕様🍱

これは良いの出来たんじゃないかと、
自画自賛してヤマキさんに試食プレゼン👨‍🍳

そうしてありがたいことに無事コンセプト含め、
ご理解頂き、具体的な日程調整に入りました。


②鶏の照り焼き

カレーが主役ではあるけれど、
カレー弁当って買うとなんだか少し寂しい気持ちになるのはなぜか?

それを考えた時に、
インドならカレーが主菜でいいが、我々日本人としては、どうしても分かりやすい主役が欲しい。

という深層心理があるんではないか?と。

あくまでカレーは汁物的扱いというか、今回はドライカレーでそぼろ状だし。

見た目として二色丼の様相だったので、そうなると「照り焼きチキン食いたいなあ」と決定。

しかし、これまであまり作った事のない照り焼きチキン。

増して、お弁当で冷めても硬くならず美味しいやつをめんつゆ使って作る。

というオーダー。

最初は試作としてフライパンで焼いて仕上げる方式で作ってみたが、味は入ってないし、冷めると硬い。。

これじゃいかんと。
そうなるとマリネ(漬け込み)が良いのでは?と。

そして、レシピをアレコレ調べて何度も試作。
現状のめんつゆを使ったベストレシピは以下。


・めんつゆで作る鶏の照り焼きレシピ

🐓鶏もも1キロに対しての漬けダレ分量
・みりん100g
・醤油80g
・めんつゆ60g
・酒40g
・おろし生姜20g
・砂糖15g

上記を全て合わせたものに6時間〜一晩漬け込み、皮面だけフライパンで焼き、皮面を上にして予熱しておいた200度のオーブンで12〜3分で完成。(何度も作りましたが芯温75度以上にあがります)

心配な方は15分ならバッチリ火が入ります。(芯温80度以上になります)

※2〜3日なら漬けておいても大丈夫。

テリテリの照り焼きが出来ます☺️

これ何度もやりましたが、
失敗知らずで、美味しく出来ます。
出来ればやった方が良いコツは二点

1.チューブ生姜は使わない。
駄目ではないですが、ちゃんとすりおろした生姜を使うと明らかにお店の味になります。

2.酒は出来れば純米料理酒を使う
よくある料理酒は塩が入っており、漬け込み時間が長過ぎると結構塩辛く仕上がりやすい&肉のふっくら感が変わります。

こんな感じで納得のいく鶏の照り焼きが完成☺️


③その他副菜

分かりづらいですが、この部分です。

・出汁と本みりんで作るふわふわ炒り卵
卵は大体1個50g、1割ぐらいの比率で調味料入れると良いです。

本来なら湯煎で作ったりしますが、
簡単に作るポイントは、片手鍋と泡立て器を使用してとにかく混ぜながら中弱火で加熱すること。
3分で出来ます。

フライパンなど縁が低い鍋でなく、
あくまで雪平鍋やアルミなべなど軽くて縁が高い物が作りやすいです。

・季節野菜の煮浸し
今回はトマト、茄子、ピーマン、カボチャで作りました。とにかく綺麗な色を出すためには醤油の分量を抑えてそれぞれきちんと火入れし別々の容器で保管すると良いです。

コツとしてはお弁当でも普段の常備菜としても、
最後に片栗粉で軽くとろみをつけて水どめすると、調味料の使用量抑えられたり、水浸しにならないのでオススメです。

・白だしたくあんポテサラ
ヤマキの粉末白だしを使って作る事で、マヨネーズの使用量を抑え、出汁の旨みのお陰で塩分量も抑えて仕上げる事が出来ます。

あんまり市販してないようですが、水っぽくならず便利なので市販すれば良いのになあ。と感じました。

また、米酢を使いpH値を上げる事で塩分量も抑えられる&傷みずらくなるので少し入れると良いです。


以上、

今回メーカーさんとのコラボで、今後の商品開発にとって大変勉強になりました。

日々精進。
驕らず、日々一歩ずつ。

今後も楽しい調理が出来ますように。

竹内

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