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魂ってどこにあるの?

「亡くなった人の魂はどこに行くんですか?」

お葬式やご法事の席で質問されることがあります。
私たち僧侶は霊能者ではありません。
もしかしたら、一部そのような力を持った方がいるのかもしれませんが😊

私自身は、
魂が見えるわけでもなく、
オーラを診断できるわけでもなく、
霊感があるわけでもありません。

それでも、多くの旅立ちに立ち合わせていただく中で、先程の質問には自信を持ってお答えしています。

「故人の魂は皆さんの思い出の中に帰っていきます」

魂とは、思い出。

ともに過ごした日々。
在りし日の姿。
かけてくれた言葉。
それら全てが、私たちの中にいつまでも魂として残っていきます。

だからこそ、供養とは「忘れない」ことなのです。
思い出を大切にし、その姿を心の中で生かし続ける。
「こんな時、どんな言葉をかけてくれるかな?」
「こんな時、どうやって振る舞うだろうか?」
そうやって、日々の生活の中でその姿を思い出すことこそ供養になるのです。

身近な人の心に、私の天国がある。
皆さんは、大切な人とどんな思い出を積み重ねていますか?