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2030年、どんな未来を描きますか

今日から早くも2月になってしまいました。

この調子であっという間に2022年も終わりを迎えるのでしょうか?

そして2020年代が嵐のように過ぎていくような気がしています。

そんな中、日経新聞が2030年がどんな年になっているかを予測した記事が出ていました。

私たちを待つ5つの変化

と題して5つの分野の未来を予測しています。

この5つの変化は、実は今もう話題になっていることです。それが生活レベルで降りてくると言う訳ですね。

今ホットな話題のジャンルがどう変化するか、ちょっと未来を見てみたいと思います。

そこで今日は

① 「もうひとりの自分」と生きる
② 「捨てない経済」がやってくる
③ 社会を動かす「見えないお金」
④ 一生、学び続けよう
⑤ 夏休みは宇宙旅行で

とみていきながらヒントを得て

世の中のルールや前提が大きく変わるゲームチェンジでチャンスを掴む

と何かこれからすべきことのヒントを見つけたいです。

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① 「もうひとりの自分」と生きる

「テクノロジーは『私たちが誰か』を変えるのではなく、私たちの良いところも悪いところも『拡大』する」
Technology doesn't change who we are, it magnifies who we are, the good and the bad.
(ティム・クック、米アップル最高経営責任者)

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カナダのエマージェン・リサーチ社の調査と予想に基づくと、2020年時点でメタバース関連の市場はすでに5.5兆円に達していると見込まれています。

さらに28年には100兆円規模の市場に成長すると試算しているのです。

メタバース空間で出来る事は

リモートでの会議や共同作業
バーチャルイベントの充実
社員研修のバーチャル化
アバターによる交流の高度化

などがあげられますね。

色んな記事でメタバースは取り上げられているので、皆さんもかなりご存じのことも多いと思いますが、やっぱり面白そうと思うのは、「変身願望」を簡単に現実化出来る事だと思います。

自分そっくりのアバターで過ごす事も、性別を変えたりアイドルやスーパースターに変わったり現実世界では難しいことを遊び心を持って出来ると思います。

フォートナイトでもコスチュームに凝る人が多いのですが、仮想の服を実際のお金を使って買うって面白いなぁと思いました。
服だけでなく土地も買えるし、仮想の土地で運用する不動産投資信託(REIT)を組成したりする動きも出ています。

② 「捨てない経済」がやってくる

「問題を引き起こしたときと同じような意識では、問題解決はできない」
Problems cannot be solved at the same level of awareness that created them.
(アルバート・アインシュタイン、米物理学者)

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2030年はSDGsのゴールの年です。
環境問題に関しても答えを出さないといけません。

しかし、仮に世界の企業や各国政府が進めるリサイクルなどのプラスチック対策が上手くいったとしても、2040年には海へ流れるプラスチックごみは今の2倍以上になるという試算があるそうです。

それは「使い捨て」という文化が問題解決を遅らせていると言うことになります。

人間活動が地球環境に与える影響を示す指標の一つに、「エコロジカル・フットプリント」があります。

エコロジカル・フットプリントは、私たちが消費する資源を生産したり、社会経済活動から発生するCO2を吸収したりするのに必要な生態系サービスの需要量を地球の面積で表した指標です。

現時点ですでに地球1.7〜1.8個分の資源が必要なんです。

30年には地球2個以上の資源が必要になる見通しで「地球がもたない」のは明らかです。

③ 社会を動かす「見えないお金」

「アイデアが歴史をつくる」
Ideas shape the course of history.
(ジョン・メイナード・ケインズ、英経済学者)

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20年に世界初の中央銀行によるデジタル通貨(CBDC)がバハマで発行されました。

30年までにはさらに多くの国・地域が続く見通しです。

その理由は、メリットと可能性です。

お金がデジタル化されると

*低コストで瞬時に送金できるようになります。

*個人情報もお金にひもづけられるため、国は課税や分配などの政策を迅速に打ち出せる事も可能です。

*新興国など銀行口座を持たない人にサービスが行き渡る期待も出ています。

国際的な基調通貨ドルを持つアメリカは慎重な態度ですが、反対に自国通貨を持たない新興国ではビットコインの方が世界的な信用もあり導入に積極的です。

実は大国中国も今年から本格的に参入する予定だそうです。

④ 一生、学び続けよう

「21世紀に重要なただ一つのスキルは、新しいスキルを学ぶスキルだ」
The only skill that will be important in the 21st century is the skill of learning new skills.
(ピーター・ドラッカー、米経営学者)

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これからの社会の変化を支えるIT関連の現場では深刻な人手不足が続いています。

一方で働き方改革によって就業時間以外の時間を創ることは以前より幅が出てきています。

そこで人々が新しい社会に必要とされる知識を学び直す「リスキリング(学び直し)」が注目されています。

30年までに世界で4億〜8億人の雇用が自動化によって失われて、うち現役世代の4億人近くは新しいスキルを身につけ、新しい仕事に就く必要があるという予測も出ています。

又、2030年までに自動化で代替できてしまう日本の雇用比率は55%強と米国(46%)や中国(51%)、ドイツ(48%)より高いのです。

しかも現状のスキル取得を加速しても、GDPをどの程度押し上げられるか?の予測値も2%と各国に比べ日本は低くなっています。

リスキリングによって、

AIには出来ない人ならではの仕事の創出
次世代ビジネスの育成

を急ぐ必要があります。

⑤ 夏休みは宇宙旅行で

「何が不可能なのかは簡単には言えない。昨日の夢は今日の希望であり、明日の現実なのだから」
It is difficult to say what is impossible, for the dream of yesterday is the hope of today and the reality of tomorrow.
(ロバート・H・ゴダード、「ロケットの父」と称される米発明家)

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昨年は「宇宙大航海の幕開け」の年になりました。

7月にはBlue OriginとVirgin Galacticが、9月にはSpaceXが相次いで民間人の宇宙旅行を実現させました。
日本のJAXAも13年ぶりに宇宙飛行士の募集を開始しました。

もともとは軍事目的でロシアとアメリカが争って開発を進めた歴史がありますが、今は新しいビジネスの場をして宇宙が注目を集めています。

テレビで先を争うように民間会社が参入するのは

宇宙に関しては、まだ明確なルールつくりが出来ていなくて、先行者がルールつくりに関われる有利さがある

からだと言っていました。

新しいビジネスの分野に、自分たちに有利なルールつくりを進めるためにも開発を急いでいたのですね。

どれも今の世の中の常識を卓越した未来を感じさせると同時にどれもちょっと想像出来そうな変化と感じました。
きっとそれは確実に現実化するものでもあると納得するからでしょう。

だとしたらこれが2030年に当たり前になった時に、何が必要とされるのか?とかを踏み込んで考える事が必要なんだなぁと読んでいて思いました。

世の中のルールや前提が大きく変わるゲームチェンジでチャンスを掴む

自分の頭でしっかり考えたいと思います。

お薦めKindle 本

2019年の年末にこの本を読んだのですが、落合さんらしく具体例もあって分かりやすかったです。

4つのデジタル・イデオロギー
貧困」「格差」の解決
「環境」問題
SDGsとヨーロッパ

にフォーカスしながら解説してくれています。


#2030 #未来 #メタバース #リサイクル #ビットコイン #リスキリング #宇宙開発


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