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未知のウイルス、「種の壁」突破

質問です、人を殺す生き物NO1は何でしょうか?

3位 蛇 確かに毒蛇にかまれると怖いですね。
2位 人 ウクライナ戦争で記録を伸ばさないで欲しい
1位 蚊 蚊にかまれる事で感染することで病気に!

とすれば正確に言えば、ウィルスなどの病原体で病気になって死ぬことが一番多いと思います。

蚊は1日の行動範囲が半径100メートルから150メートルと狭いです。
厄介なことにコロナのように人から人へと感染するウィルスは、人が移動して世界中に広まりました。

そして今地球温暖化で、熱帯にしか存在しなかった病原体を持つ野生動物の生息範囲が広がって、野生動物のウイルスが種を超えて広がるリスクが高まっているのです。

気候変動や土地開発ですみかを追われた野生動物の生息域が重なって、未知のウイルスが人類まで到達しうるということが予測されています。
自然界は新たなウイルスの貯蔵庫になりつつあるのです。

温暖化で動物が密に

今日はそんなウイルスと温暖化のリスクについて

*気温上昇が開けるパンドラの箱
*温暖化が新しい感染症を招くしくみ
*ウイルスをいかにとらえるか

とみていきながら

グローバル化と経済発展に温暖化の影響,高まった感染症のリスクをいかに制御できるか

が今後いかに大切になるかを考えていきたいと思います。

*気温上昇が開けるパンドラの箱

日経新聞によれば、米ジョージタウン大学などのチームは、21世紀末時点の気温上昇が産業革命前に比べ約2度になる楽観的なシナリオでウイルスの動きを模擬計算してみたそうです。

すると、結果は約3000種の哺乳類の間でウイルスが新たに種の壁を飛び越えるリスクが、2070年までに最低でも4500回以上起こるという結果になりました。

種が違っても、同じウイルスが感染する場合があるそうですから、模擬計算では、動物どうしの種が近いとウイルスが移動する可能性が高かい結果になります。

ウィルスのうち約1万種はヒトにも感染する恐れがあると言われています。

かねて都市化による森林開発が野生動物とヒトとの距離を縮め、自然界のウイルスがヒトに感染しやすくなる危険が指摘されていた。

温暖化によって生息地が重なり、近い種が頻繁に遭遇する様になればウイルスの移動機会が増えることを研究チームは懸念していました。

「最終的に人類の健康に脅威となる可能性がある」と研究チームは指摘します。

*温暖化が新しい感染症を招くしくみ

蚊が人に媒体として運んでくるのですが、ウィルス自体の種を超える感染の約9割に関わるとみられるのが

コウモリ

です。新型コロナもコウモリが由来だと言われていますね。

なぜなら哺乳類でありながら

空を飛べ、長距離を移動できる。

からなんです。

複数の研究で、世界中でコウモリの生息域が急速に広がっていると危惧されています。

新たな種の感染の危険性は、低緯度地域のアフリカやアジアで特に多いと推定されました。

インドネシアやフィリピンなどの人口密度の高い地域も該当しています。

*ウイルスをいかにとらえるか

未知のウイルスは免疫が効かず、深刻な症状に陥る場合があります。
その怖さは私たちが今コロナの混乱で実感している事だと思います。

今の脅威として考えられるのは新型コロナやエボラ出血熱といった感染症ですね。

脅威とまでは深刻ではないとされているものの

欧米でのサル痘も懸念されています。

世界保健機関(WHO)は1日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」について、欧州の感染者が直近約2週間で3倍に増えたと発表しました。

「検査体制を早急に強化することが必要だ」

と呼びかけます。

いかに広がる前にウィルスを検知して防ぐかという方法の中で1つのアイデアがあります。

身近な地域にすむ動物の血清を調べる方法

です。

抗体の有無から、感染したウイルスがわかるからです。

飛行機による移動が増え、人口密度が高まった世界は、同時に動物の生息する環境が都市開発などで侵されている状況で深刻さを増しています。

グローバル化と経済発展に温暖化の影響,高まった感染症のリスクをいかに制御できるか

ここが弱かったから、コロナで3年世界が混乱しているのですよね。
自然の前では人間は無力であると知り、共存をもっと考えないといけないのではないでしょうか?

#ウィルス #コウモリ #新型ウィルス #地球温暖化 #野生動物 #日経新聞

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