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大学職員と私①

たぶん続かないと思うが(いきなり自己弁護)、OB訪問的なものを受けていく中で、過去の自分を客観視する機会があったこともあり、何度か今の職業に就いた経緯や、働く中での経験、考えてきたことなどを書いてみたい。

私の就いている職業は「私立大学職員」。ホワイトかつ高給?とネット界隈では言われている職業だ。これについてはこの投稿では語るつもりはないが、大学と部署によるとしかいえない。

就職にあたり、もともと大学職員になりたいとか、ちゃんと業界研究をしていた、などということは全くない。私が就職活動をしていた頃(2000年代前半)は、各大学が公式サイトの片隅にちょこんと採用募集を載せている程度で、就活サイトにも職員募集は掲載はされていなかった。私が採用試験を受けたきっかけは、自大学職員の方からの勧めだった(90年代~2000年代初期はそのようなきっかけが多かったよう)。もともと他業種(音楽業界)志望で、就職活動を終えてその報告をした(当時はクラブ・サークルやゼミ活動などで職員と関わることが多かった)ところ、うちを受けてみたら?と案内のチラシをもらったのだ。大学職員という道があることをここで初めて知り、就職活動も終えていたので、興味半分で受けてみたのだが、見事に最終で落ちた・・・・・・のだった。興味半分だったことと、それまでの就活で各種スキルが上がった状態での採用試験だっただめ、面接も特に苦労した記憶はないのだが、二次面接で面接官にプチ逆切れしたことだけはよく覚えている(笑)

大学職員は見事に不採用となったわけだが、内定は志望していた音楽関係の某法人にもらっていたので、他大学を受けることももちろんなく、特に気にせず日々は過ごしていた。ただ、内定先の研修や内定者との集まりを経る中で、「やっぱ好きなものや趣味を仕事にするってきついかも・・・・・」と思い始めていた。ちょうどそのタイミング(7月末)で、大学の人事から連絡をいただいた。前述したとおり、大学との関わりが比較的あった学生だったので、「大学の進学相談会のアルバイトスタッフの誘いかな」と思っていたのだが、いわゆる補欠採用の連絡だった。今年度末の退職者が予定以上に出ることになり、私に声をかけてくれたとのこと。ちょうど内定先への就職に迷っていたこともあり「これはきっと何かの縁だな」と思いその日に即決、内定先にもお詫びに即日伺った。

とはいえ、「大学職員」が何をする職業かをはっきり言ってほとんど知らず、ろくに業界研究や大学研究などはせず、入職することになった。しかも、業種的にものすごく保守的な印象を持っており、周囲に「安定を選んだのか‥‥」と思われたくないというよくわからない自意識過剰により、卒業式まで進路変更したことをごく一部の人以外には伝えていなかったという状況であった。


ということで今日の1曲。宇多田ヒカルさんの「SAKURAドロップス」。これを聴くと、希望業界の就活を終えて、急いでタワレコにCDを買いに走った当時の記憶がよみがえります。


#大学職員 #2000年代 #就職活動 #宇多田ヒカル #SAKURAドロップス #ふりかえり #過去の言語化

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