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大学職員と私④ー学内自主勉強会との出会い

入職して1年目は、先輩職員からいろんな誘いがあり、基本的にはすべて断らず参加するというスタンスを取った。飲み会や職員の親睦会などなど。校友会(卒業生)の委員(総務委員)もこのタイミングで引き受けた。
2年目になるまで参加を悩んでいたのが、学内自主勉協会であった。当時学内には2つの自主勉協会が立ち上がっていた。私と入職同期の中途採用の方々が中心になって作った会、そしてもう1つは私の教育係の先輩が作った会。先輩はW大学の出身だったため、大学行政管理学会(そのうちこの学会との関わりについても書く)の立ち上げ発起人の村上さんを呼んで講義をするなど、今考えるとすごくアグレッシブなことをしていた。当時の私は村上さんのお話はほぼ理解できず、ものすごく頓珍漢なことをコメントペーパーに書いたように記憶している。

色々悩んだ末に、2年目から正式に1つ目の会に参加することにした。勉強会のテーマは「大学の中と外を知る」。今でも通用する普遍的なテーマ。そして夏に合宿を実施していた。この合宿は楽しかった・・・夏合宿は野中郁次郎の「知識創造企業」が課題図書になっており、例によって無知な私は全く理解できていなかった(この本の面白さがわかったのは後に大学院に通ってからだった)。

この学内勉強会への参加、そしてこの会の中心だった方々との出会いが、結果的に私の職員としてのスタンスを決定づけていくことになる。勉強会で知ることができた学内の業務や知識、そしてネットワーク。今でもこの時の学びや築いた関係性が生きることが本当に多い。会の中心にいらっしゃったお二人は、それぞれタイプは違うが、今は本学の教学・経営に欠かせない存在になっている。若い時に彼らと議論できたこと、出会いの重要性を身をもって知っているので、今の若い世代にも、おせっかいだが何かできたらと感じている。

ということで今日の1曲。the pillowsの「ハイブリッド レインボウ」。
大学で働き始めてからの自分は、常にこの曲に励まされているように感じている。ここは途中なんだって信じたいんだよな、まだまだ。


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