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詩人荒廃

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#詩

まぬけな獣の詩

まぬけな獣の詩

どうしても閉めきれない扉があって。
閉めても閉めても、ほんの少しずつ隙間が開いてしまって。
そこからたまに、透明な蜘蛛だとか、ハサミムシだとか、百足だとか、そういった不穏な者たちが入って来て。
近づいて手を掲げると、緩い微風が吹いていて、肌をばっちり露出した蛾が時々入って来て。

いつもだったら毛を逆立てて、眼を血走らせて、威嚇しているつもりであるのに。

扉を閉めようとする獣の姿は、どうしてもま

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