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海外旅行専門店スタッフによる新型コロナウィルス奮闘記 .vol7

本日は6月29日。連日の感染者数の発表に旅行業界の行く末はどうなるのか、先の見えないが続いてます。
GO TO TRAVEL なんて、まだまだ先の話だなぁ。。。 

本日はお客様からメールが届いたところからスタート。

日本時間で14時くらいだったと思うが、お客様からメールが来たので、いただいている番号に電話をしてみる。
コールをしてすぐに出たお客様は、さぞかし緊迫しているかと思ったが、そうでもない印象。

お客様に現状で出来ること出来ない事の説明をして、お客様が選んだのはハ空路でルーマニアを飛ばしてブルガリアに入るという選択。

直行便は就航がないので翌々日(つまり日本時間で月曜日)の早朝5時のオランダ経由の航空券を案内。
お客様にはこの分の航空券代金約2万円はお客様負担だが、ルーマニアの利用できなかったホテルに取消の返金交渉はさせていただきますと案内。

この頃は「新型コロナウィルス」というものがどういうものか分からなかったということもあるが、お客様もポジティブで旅行を続けたいというのがすごく伝わった。
不可抗力とはいえ、追加料金がかかることを伝えた時点で不機嫌になるお客様もたくさんいる中で、「任せますのでなるべく安く済ませてください」との言葉。お客様によってサービスが変わるわけではないが、何とかしてあげたいと思うのが心情。
すぐに航空券の発券依頼を掛けて、各地のホテルに日程の変更と取消交渉の連絡。特に取消の交渉は国自体に入れないので、何とか取消料なしでということを訴える。

あとはホテルからの連絡待ちだが、たまたま月曜日に休みを取っていたので元々の担当者に詳細を説明したメールを送って引継ぎ。

何とかこのお客様の残りの行程が楽しい旅行でありますように。。。

本気でそう思いながら帰路に着く。。。
この時はまだこのお客様に不幸が続くとは思いもよらなかった。

続く。