見出し画像

海外旅行専門店スタッフによる新型コロナウィルス奮闘記 .vol4

本日は6月13日。ようやくタイ・ベトナム・オーストラリア・ニュージーランドの4か国がビジネス関係者に限りだが入国制限緩和。
但し、出国前のPCR検査で陰性、入国後の公共機関の利用制限、宿泊ホテルの指定などがあるが、第二派と言われる感染者増大が夏に抑えることが出来れば、秋口には海外旅行にも行けるようになるんもではないか。
あとは日本帰国後の14日間の自宅待機という強力な足かせがいつ外れるかだが・・・

さて、前回はキャンセル料についての簡単な説明をしました。
要するにキャンセルしても旅行会社も航空会社もホテルも儲かりませんよって話です。

まして今回は出発まで1週間を切ってのキャンセルが多く、しかも初めはイタリアのキャンセルばかりでキャンセルを受けてキャンセル料を差し引いた代金をお客様に返金すると一件につき10万の赤字なんてものがザラ・・・
ホテルのキャンセルチャージの交渉が利かない場合は20万円を超えたマイナス記録なんてのもあった。

幸い、ヨーロッパの専属担当ではなかったので、僕はそんなにはキャンセルを受けなかったが、僕の前の担当者は日に日に病んでいくのがわかる。

そりゃ、そーだよ。
ずっと毎日残業をしてツアーを作って、親切丁寧にお客様に説明をしてツアーを売って、さあ行ってらっしゃい!って時に何が原因かよく分からんウィルスのせいで、1週間で売り上げにしたら1000万をこえる返金をして、赤字が100万に届くキャンセルを受けてんだもん。
誰でも嫌になると思う。

そして、そんなヨーロッパ担当の極めつけの絵にかいたようなスーパーアクシデントが、まさかこのスタッフが休みの時に、たまたま電話に出た僕が引き継ぐことになるとは・・・

続く・・・