見出し画像

「天職」は誰かに見つけてもらう時代

一度きりの人生。

やっぱり、自分にぴったりの「天職」に就きたいものですよね。

これまで天職というのは、いろんな経験をしながら自ら見つけていくものでした。「飲食店で働いてみたけど、ちょっと合わないかもな……」「人と話すのが好きだから、営業の仕事は向いているかも……」みたいに。

さまざまな会社、さまざまな業界を渡り歩いて、やっと天職に巡り合ったという人も多いでしょう。

でもインターネット時代は「天職を他人に見つけてもらう」ことができるんじゃないかと思ったんです。

その話をします。

「見つけに行く」のではなく「見つけてもらう」

「ぼくはこれができます」「私はこれが得意です」とSNSで発信し続けていると、それをたまたま見た人から「じゃあ、これやってみたら?」「これやってもらうことできる?」と提案してもらえることがあります。

絵を描くのが好きな人がイラストをアップし続けていたらメーカーから声がかかったとか、好きでブログを書きまくっていたら出版の依頼が来たとか。

本人はそれを仕事にするつもりはなくても、そうやっていつのまにか「天職」に導かれている。そんなことが起きやすい時代だなと思うんです。

たとえばぼくは、昨年から「顧問編集者」という仕事をやっています。

経営者の隣で思考の整理をしたり、コンテンツ化のお手伝いをする仕事です。やりがいもあって、楽しいです。

この仕事をやりながら「天職かもしれない!」と思っているのですが、そもそもこの仕事は自分で見つけたわけではありませんでした。

出版社をやめたときは「普通に出版社を作ろう」と思っていました。そのためのお金を貯めようと思ってライターの仕事をやっているときに「経営者の代わりにnoteを書いてくれませんか?」という依頼があったんです。

うまくいくかわからなかったけれど、やってみたら楽しかったし、結果も出すことができました。そこで「そうか! 経営者の代わりに言語化・コンテンツ化をやる仕事をやってみよう」と思ったんです。

発信という「花火」を打ち上げておこう

ぼくは会社をやめる半年前くらいからSNSでの発信を強化していました。

5000人だったツイッターのフォロワーを1万人まで伸ばし、同時にnoteも積極的に投稿して注目度を高めていました。だから広告の業界の人から見つけてもらえて声をかけてもらえたのです。

「自分はこんなことができます!」「ぼくはこういう人間です!」というのを日頃から発信しておく。発信という「花火」を打ち上げておくと、誰かが見つけてくれる可能性があるのです。

前に客観性の話も書きましたが、「自分が思っている自分」と「まわりから見えている自分」はズレていたりするものです。自分のよさは、案外自分ではわからないもの。

インターネットで「自己紹介」をして、自分に適した仕事をまわりに探してもらうというのも、今の時代アリかもしれません。


文章のあらゆるお悩みを解決する『書くのがしんどい』発売中です。こちらもよろしくお願いします! 好評みたいです!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?