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いろいろ考えすぎて、脳内が混乱してしまうときの対処法

最近は考えることが多くて、頭が混乱しそうになります。

クライアントさんの戦略を考えたり、原稿のことを考えたり、自分の会社をどうしていくか、採用はするのか、noteのネタどうしようとか、オフィスはどうするのかとかとかとか。

ぜんぶを一気に考えようとして、頭の中が混乱しそうになるんです。

あるときはTwitterのネタを考えてるかと思えば、その2秒後には誰かいい人いないかなーって考えてたり、またその2秒後には「あ、税理士さんにあれ送らなきゃな」と思い出したり「そういえばあのメールどうなったかな」と思ったり、思考が行ったり来たりしてします。

で、結局何も進んでいないということがよくあります。

まな板に全部のせて一気に料理しようとするな

これ、料理にたとえるとわかりやすいです。(料理のメタファーはすごく使いやすいので、ついつい使ってしまいます。)

あれもこれも考えて何も進まないというのは、まな板の上に魚と肉とパスタと米とじゃがいもと香辛料と塩コショウとカレー粉とトマトをぜんぶ乗っけて「さあどうしようかな?」と考えているのに似ています。

とりあえず全部乗っけて「何を作ればいいんだっけ?」 みたいに悩んでいる状態。これでは何の料理もできあがりません。

脳内が混乱しているときも同じような感じです。

つまり、いろんな情報を脳の中にぶちまけて、「何を決めるか」すら決めない。そんなことでは、ただ時間だけが過ぎていきます。

ではどうすればいいのか?

答えとしては「ひとつずつ処理する」ということしかありません。

「何を作るか?」を決め「材料」を決める

そういえば相田みつをさんも「ひとつひとつかたずけてゆくんだね。具体的にね」という言葉を遺しています。

料理でいえば「トマトと麺とオリーブオイルを使ってパスタを作る」と決める。もしくは「カレー粉とじゃがいもとにんじんと牛肉を使ってカレーを作る」と決める。

まず「何を作るか」を決め「材料」を決めてから調理し始めることが大事なんだと思います。

思考の仕事、考える仕事というのは、目に見えません。だからあらゆる材料を脳内にぶちまけて一気に調理しようとしてしまいがちです。もちろんそういう荒技ができる天才もいるのかもしれません。でも普通はそんなことはなかなかできないでしょう。

普通の人が思考するときは「この時間で何を作るのか」をきちんと決める必要がある。ひとつずつ考え、思考を整理していくことが大切です。

ひとつずつ考えるためのいくつかのヒント

ひとつずつ考える。それが大切なのはわかるけど、うまくできないという人のために思考整理のときのコツがいくつかあるのでご紹介します。

①脳内会議の「議題」を決める

あたりまえですが「そのことを考える時間を決める」ことが重要です。

「昼の1時から2時まではAについて考える」「2時から3時まではBについて考える」というように、脳内会議の議題を決める感覚です。

他人との会議では議題は当然決まっています。採用についての会議なのに、営業が議題に上がることはあまりないでしょう。

それと同じように、脳内の会議であってもきちんと議題を決めて、ここからの30分なり1時間なりで何を決めなければいけないのか? そこをきちんと決めておくことが大切な気がします。

②場所を変える

議題ごとに「場所を変える」というのも有効です。

たとえば「ここから2時間はA社の原稿のことだけ考えよう」と思ったら、その原稿をプリントアウトしたものだけを持って喫茶店にこもるわけです。

ポイントはスマホを持っていかないことです。スマホを持って行ってしまうと、その原稿のことを考えている最中にメールが飛んできたり、Twitterを見たりしてしまいます。

できればプリントアウトした紙もしくは、オフラインのパソコンでもいいかもしれませんが、「それだけを考える環境」を整えることが重要です。

③他人の力を借りる

思考が混乱するときは、他人の力を借りるのもいいと思います。

「今日はこれを決めたいのでちょっと手伝ってほしい」といって声をかけるわけです。また、その議題の当事者と話をすれば別の話にはならないはずです。A社の人と話せば、議題は自ずとA社のことになります。Bという会社の人を相手にA社の話はなかなか出てこないはずです。

他人と話すときは、必ずその議題について集中して考えることになる。この「他人の効果」をフルに使うのも手だと思います。

今日は「思考が混乱する」とか「いろいろ考えてしまって、何も進まない」という人のために、ひとつずつ考えるためのコツをお伝えしました。

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