アルゴリズムを超えていけ。
Twitterを長くやっていると「最近はバズりやすいな」とか「ちょっと伸びにくいな」みたいなことが肌感覚でわかってきます。
同じようなクオリティ(のつもり)のツイートを作成しても、広がりやすいときとそうでないときがある。
うろ覚えですが、1年前とかは「自分のフォロワーがいいねしたツイート」もよく流れてきていました。だからぜんぜん違うクラスタの人のツイートも流れて来ることがありました。
ということは、おそらく自分のツイートもぜんぜん違うクラスタのタイムラインに流れることが多かったのでしょう。なので、いいねも増えやすかったですし、フォロワーも増えやすかった気がします。
一方で、意図しない人にも届くので、批判的な意見ももらいやすかった。悪い意味での炎上も起きやすい状況だったのかもしれません。
そこできっとTwitter社が秩序を保つためにいろいろ施策を打ったんでしょうか。最近はわりとTwitterもおとなしいように見えますし、変な炎上も少なくなった気がします。個人的な感覚ですが……。
秩序は保たれるようになったけどバズりにくくなった?
ただ荒れにくくなったぶん、リツイートやいいねはされにくくなった感じもあります。フォロワーの伸びもちょっと鈍化したような。(ぼくのコンテンツ力のせいかもですが笑。)
そういえばアメリカ大統領選のときは、リツイートが減りましたよね。引用リツイートがデフォルトになったことで単純なリツイートがすごく減ったように思います。いまは元に戻りましたが、それでも前よりはリツイートされにくくなったような感覚があります。
まあ、そうやって考えてみると、プラットフォーム側のアルゴリズムによっていろんなものが左右されるんだなーとあらためて思うわけです。
ぼくはインターネットの専門家ではないのでよくわかんないのですが、SEO対策をしている会社さんとかWebを専門にしている広告会社さんとかはアルゴリズムが変わるたびに対応を迫られるのでしょう。
TwitterだけでなくGoogleやFacebookのアルゴリズムが変わったり、ルール・規約が変わったりすると、その度に対応を迫られる。それってほんと大変なことだなーと思います。
そこでいち早く対応した人が次の勝者になると思うのですが、またアルゴリズムが変われば次の競争が始まる。強制的にルールが変更され、そのたびに戦略を練らなくてはいけない。「アルゴリズムとのいたちごっこ」になるわけです。
ちなみに新たなプラットフォームが生まれて、また違うアルゴリズムで動く新たな世界が生まれたりもしますよね。
最近は「クラブハウス」がわーっと流行りました。「クラブハウスでフォロワーを増やすための方法」などもいろんなところで聞きました。「無言でフォローし合う部屋」とかもありました……。
「アルゴリズム」という支配者
というぐあいに、アルゴリズムが変わるたび、新たなプラットフォームが生まれるたび、ぼくらは「ハック」を試みます。
そうやって束の間の勝利を手にします。
しかし、長くは続きません。またルールが変わるたび、ハックを仕掛けなければいけない。今後もその競争は繰り返されていくでしょう。
アルゴリズムって支配者だな、と思ったりもします。
支配者がちょちょっとコードを書き直すだけで(※イメージです)炎上が起きたり起きなかったりする。フォロワーが増えたり減ったりする。アルゴリズムという支配者の下でぼくらは生きてるのだなと思うことがあります。
ぼくも「Twitterのフォロワーをどう増やすか?」とか「クラブハウスをどう使うか?」とかいろいろ考えていました。
でもいろいろ考えた挙げ句、疲れてしまったのです。
めんどくさくなってしまったのです。
……そしてこう思ったのです。
やっぱりアルゴリズムを超えていかなければいけない。
アルゴリズムを超えていけ
急に何を言い出すんだということなんですけれども、、
アルゴリズムを超えるというのは、ぼくらで言えば「いいコンテンツを作る」ということです。これに尽きます。(ふつうの結論ですいません。)
自分の足を使って、いろんな人と話して、情報を取得する。議論して、考えて、組み合わせて、そして「いいコンテンツ」を制作していく。とにかくアルゴリズムにも左右されないようなコンテンツを作る。
インターネットの複雑な部分は専門家に任せて、ぼくらはそこに集中するしかないな、と思ったわけです。
強いコンテンツを作れば、そこには本物の価値が生まれるはずです。
本物の価値はどんなにプラットフォームのアルゴリズムが変わろうと、新たなプラットフォームが生まれようと、ルールが変わろうと、きっと廃れないはずです。
本物の価値は一朝一夕には作れないでしょう。少しずつ積み上げていって、少しずつ資産にしていくしかない。でもその価値はきっと裏切ることはない。長い時間をかけてジワジワと効いてくるはずです。
いいね数やリツイート数、フォロワー数などに一喜一憂せず(もちろん試行錯誤は大事なんですけど)、たんたんと書き続ける。信じたものを作り続ける――。
時間はかかりますが、それがアルゴリズムをも超越する唯一の方法なのかもしれません。
どんなアルゴリズム変更にも耐えうる。どんなルール変更にも耐えうる。そんな強いコンテンツを作りたい。
というわけで、ぼくらはこれを何度も唱えたいのです。
アルゴリズムを超えていけ。
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