休むからまた走れる
最近ちょっとお疲れモードだったので土日は本を読んだりしてのんびり過ごしたのですが、まあ「休むからまた走れるんだよな」と思ったわけです。
ずっと仕事が続いてるような続いてないような、こういう時代だからこそ、意識して休むのってけっこう大事だなーと思いました。
毎日がんばってそれなりにノリノリの日もあるんですが、長く続けていると「調子が出ないな」とか「どうもネガティブに考えがちだなー」っていう日はやっぱりあります。
なんとなく「元気が出ない」とか「やる気が出ない」とか「どうも調子が悪いなー」っていう日、どうしてもありますよね。
そういうときは変に気合いを入れてがんばるよりも、一回ちゃんと休んでパワーをチャージしたほうがいいんじゃないかな、と思うわけですね。
アドレナリン出しっぱなしは疲れる
たとえるなら、やる気が出ないときって、プールをふわふわ漂ってる感じに似ています。
毎日がんばって泳いでいると、やっぱり疲れてきます。そこでふっと力が抜けると、プールをふわふわ漂うことになる。そして、ちょっとずつ沈んでいきます。
で、そのままにしてると沈んでいくので、なんとか気合いを入れて「また浮上しよう!」と悪あがきするわけですね。栄養ドリンクを飲んだり、徹夜したり、テンションの上がる音楽をかけたり、無理やりアドレナリンを放出させて浮上しようとする。
そのやり方も悪くはないでしょう。ぼくもそういう手段をとるときはあります。自分を鼓舞してなんとか浮上しようとするわけです。
でも、人生長いので、やっぱり「下り坂」というか、「ダウントレンド」のときもあるわけですよね。そういうときにバタバタあがいてもただただ疲れるだけですし、浮上するためにすごくエネルギーを使ってしまう。
これってけっこう非効率だし下手をすると本当にバテてしまう。度が過ぎるとプチっと糸が切れてしまうこともあります。
泳ぎ疲れたら「潜水モード」に入る
よってぼくは、しんどいときはちゃんと休むというのがいいんじゃないかなと思うんですね。
いったん全部の力を抜いて、徹底的に休む。徹底的にサボる。なんなら、3〜4日仕事は忘れてどこかリゾートにでも行く。それくらいのことをしてもいいかもしれません。
そこまでやらなくてもサウナに行くとか森林浴をするとかちょっと自然に触れるくらいのことはできそうです。できればスマホもパソコンも置いて、ただただ休む。
泳いでいて疲れたら、浮上しようとするのではなく、逆に超脱力する。そうするとプールの底に着きます。そこからは「潜水モード」に入ります。ちょっとのあいだ静かに潜ってみる。
するとふつふつとやる気がわいてくるタイミングが来ます。プールの底で心静かにしていると自然とエネルギーが湧いてくる。そしたらバーンとプールの底を蹴って一気に浮上すればいいんです。
下手にあがいていては、底に足が着きません。なのでいったんサボって潜水するわけです。で、再浮上のタイミングが来たらプールの底を蹴ってまた浮上すればいいんです。
世の中にも人生にも波があります。だからそこには無理に逆らわないほうが人生はうまくいくんじゃないかなーと思うわけですね。
「そこそこがんばる」がいちばんエネルギーを使う
スタディハッカーの社長・岡さんが「中途半端にがんばるのが実はいちばんむずかしい」という話をされていました。
なるほど! と思いました。
みんな仕事を「そこそこやる」ところを目指そうとするのですが、実は「そこそこやる」ってけっこうエネルギーがいることなんですよね。
やる気を毎回出さなきゃいけない。かといって、サボることもできない。
岡さんは「飛行機が地上すれすれを飛ぶことがむずかしいように、そこそこがんばるというのは実はすごいエネルギーがいることなんじゃないか」とたとえをまじえて説明していました。
やるときはやる。やらないときはやらない。たしかにそのほうが気持ちは楽です。
やるときはめちゃくちゃがんばる。一気に高度1万メートルくらいまで到達してしまう。するとテンションも上がってくるし、まわりからの評価も得られるし、仕事が楽しくなってきます。あとはふつうに飛んでいればいいので、気力をそこまで使いません。
「そこそこがんばる」「評価されるギリギリでがんばる」というのは、実はエネルギーがいります。そこまで評価もされないですし、仕事も楽しくならない。そのわりに毎日最低限の仕事はこなさなくてはいけない……。
やる気が出ないのであれば「やらない」と決める。もしくは、きちんと休みを入れる。そして、またやる気が出てきたら思いっきりがんばればいいわけです。
こうすることで使う気力を最小限におさえ、効率的に働くことができるのではないでしょうか? もちろん仕事は相手あってのことなので、あんまりわがままは言えませんが、コントロール可能な範囲でメリハリを意識してみるとラクになるかもしれません。
……というわけで、また一週間が始まりますが、ぼくも「がんばるときはがんばる。疲れたら休む」の方針でいきたいなーと思っています。
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