自伝”光の啓示”「第4章 ユニットWASABI誕生!」
こんにちは、現在は世界初の新技法「ホログラムズコラージュ」のパイオニアとして活動しているTakayuki Hibinoと申します。
定期購読マガジン「光の啓示」では、1989年の夏、私がアート活動を始めたきっかけになった光の啓示から現在に至るまでの経験や出来事を記憶にある限り綴っていく実話です。
世界情勢が急激に変化していく中で、16歳からきびしい世の中をサバイバルしてきた私の経験が少しでもあなたにお役に立てれば幸いです。
私のHPはこちら
http://takayuki-hibino.wixsite.com/takatyuki-hibino
第4章 芸術は爆発だ!のつづき ユニットWASABI誕生!
「芸術は爆発だ!」ということで、
まずは、空気が破裂した瞬間の形を
とどめた作品の数々が完成!
そして、約2週間の窯焚き。
私たちは、深夜0時から午前8時までの窯焚きを担当。
これがなかなか大変。
登り窯の温度を確かめながら、
約15分おきに薪をくべる。
うっかり寝てしまうと窯の温度が下がってしまうため、
ずっと緊張する。
しかし、毎日午前5時~6時ぐらいに眠気に襲われる。
私は普段から夜鷹なので昼夜逆転はなれているのだが、
これが10日近くつづくとさすがにきつい。
そんなこんなで、窯焚きも無事終了。
数日後、自然に窯も冷えたので、
ドキドキしながら窯出し。
オーッ!
さすが殿、うまくいった。
狙いどおりの作品に焼きあがった。
そして岡山・高島屋で、BIZEN1999がはじまった。
この展覧会のユニークのところは、
美術画廊で展示するのではなく、
各階の売り場に作品を展示して、
作品を見ながら各フロワーを回るという企画。
つまり、スタンプラリーのような感じで作品を見て回り、
買い物も楽しんでもらうという、
デパートとのコラボレーション企画展覧会でもある。
作品が各フロワーに展示しているために、
観る方も気軽に見ることができる。
なかなかいい企画。
参加作家の中で、現代アートとのコラボレーションは、
私たちだけで、作品に注目が集まった。
備前焼のおひざ元で、新しい表現は狙いどおりうけたのだ。
2人のコラボレーション作品は話題になり注目の的になって、
展示は大成功した。
そして、展覧会の会期中に、
アートユニット:WASABIが誕生し、
今後アート活動を行うことになったのである。
新たな備前焼きを試みる。
現代アート作品としての備前焼を発表する
なかなか難しい課題ではあるが、
やりがいもある。
あの魯山人も関わったことのある
歴史ある備前焼の窯元・桃蹊堂で、
最上級の備前の土と技術、
600年以上のノウハウが詰まった登り窯で作品を作ることができる。
制作もオブジェが中心になる。
とにかく、歴史を学び、伝統を学び、技術を学びとにかく
学べることはすべて吸収しよう。
「アートユニット:WASABI」この試みが
今後、備前焼が生き残るために、
なにかの役に立てるように活動しよう。
これも「光の啓示」が与えてくれた道。
とにかくベストをつくしていこう。
つづく
よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!