見出し画像

サッカー指導者自身の目標設定について

ベガルタ仙台ユースでコーチをしているときの話です。ある1人の選手が自分のプレーや将来に不安になってそうだったので、会話をした一コマ。

私 「プレーの調子が悪いのはわかるし、トップに上がれるかも、わからない状況ってのもわかる。それは、俺も知ってる。だから、思うぞんぶんモヤモヤすれば、気がすむまで。それでいいよ。でも、お前は何になりたいの?俺は、将来チャンピオンズリーグで優勝監督になりたいなあ」
選手「(驚いた顔で笑った)」
私 「で、お前は?」
選手「プロになりたいです!」
私    「じゃあ、そこに向かえばいいんじゃない?!」

私の発言、大爆笑!!しかし、この選手は、トップ昇格しました、J1のプロ選手です。選手は、プロ選手になる目標に直向きにカテゴリーアップを試みるものだと思います。その中にサラリーやクラブへの思いで、移籍したり残ったりだと思います。では、サッカー指導者自身の目標設定はどうでしょうか?全員がトップ監督、プロ指導者を目指すべきでしょうか?

私の意見は「No」です。なぜなら、1番大切なのはサッカー指導者自信がどこに向かいたいかを決めることが大切です。どこでやりたいかにも通じていますが、自分が決めたことに向かう方が、人は力強く進めます。

▪️全国のクラブチーム、少年団(監督・コーチ)※数えきれません。
▪️幼児体育のサッカー指導者
▪️教育関係
大学(監督・コーチ)、専門学校(監督・コーチ)、高校(監督・コーチ)、中学校(監督・コーチ)
▪️JFA
日本代表監督・コーチ、各世代監督・コーチ、ナショナルトレセンコーチ、47都道府県コーチ、地域トレセンコーチ
▪️Jリーグ(全57チーム)
各チーム監督・コーチ、アカデミースタッフ(U18~10監督・コーチ)、スクールコーチ
▪️JFL(16クラブ)
各チーム監督・コーチ、アカデミースタッフ(U18~10監督・コーチ)、スクールコーチ(トップとアカデミー兼任可能性大)
▪️地域リーグ(9地域143チーム※2部含む)
各チーム監督・コーチ、アカデミースタッフ(U18~10監督・コーチ)、スクールコーチ(トップとアカデミーほぼ兼任、アカデミーを持っていないところ大)

これだけ現場で、ピッチで指導ができる現場があります。その中から、自分がどこに向かいたいかを決めるのも良いかもしれません。キッズなのか、育成年代なのか、大学生、大人なカテゴリーなのか、男女なのか、無数の掛け合わせがあります。選ぶのは自分自身です。

・好きなサッカーを観ること、知識を入れること。
・コミュニケーションの仕方を多彩にすること。

この部分は、私自身では欠かせないことで、探究し続ける部分だと感じています。

最後に私の目標設定は、どこかの国のトップカテゴリーでプロ監督をすることです。あの選手に伝えた将来とは変わりましたが、実現できるように今を愉しみます。

読んでいただき、ありがとうございました。
年代 × カテゴリー = 向き合う場所。
あなたのキッカケになれば幸いです。
Have a fun.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?