見出し画像

知っておきたい手足のしびれの原因と改善法:鍼灸マッサージ院からの提案

手足のしびれを感じたことはありませんか?
一時的なものであれば問題ないことが多いですが、頻繁に起こる場合や長期間続く場合は、体に何らかの問題があるかもしれません。
特に50歳を過ぎると、体の不調が現れやすくなり、こうした症状に悩む人も増えてきます。

この記事では、手足のしびれに関する原因や対処法をわかりやすく解説し、鍼灸マッサージ院で対応できる場合についても触れます。
自分に合った方法を知り、健康な体を維持するために役立ててください。

その前に、少しだけ自己紹介をさせてください。

京都市内で癒しマッサージ鍼灸院を運営。

では、本題へ進みましょう。


1. 手足のしびれの原因となりやすい病気や原因6項目


手足のしびれは、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。ここでは、特に多い6つの原因を紹介します。

(1) 神経の圧迫

長時間同じ姿勢で座っていると、神経が圧迫されてしびれが生じます。
分かりやすい例として、長時間正座した後の足のしびれが挙げられます。

長時間正座をした、足を組んだ姿勢が長く続いた、などで一時的にしびれを感じることは一般的ですが、腰や首の神経が圧迫されている場合、慢性的な(3ヶ月以上続く)しびれが現れることがあります。
こうした症状は、整形外科や神経内科での診察を受け、レントゲンやMRIなどで神経の状態を確認します。

(2) 糖尿病

糖尿病が進行すると、神経が損傷を受けて手足にしびれが現れることがあります。
糖尿病が疑われる場合、まず内科で血糖値の検査を受けることが必要です。血糖値をコントロールすることで、しびれを軽減することができます。
糖尿病の検査については、こちらの記事に詳しく説明されています。

(3) ビタミン不足

ビタミンB12が不足すると、神経の働きが低下し、しびれや感覚異常が起こります。
特に50代以降は、栄養が偏りがちになるため注意が必要です。
ビタミンB12を補うことで症状の改善が期待できるため、内科での血液検査が有効です。

ビタミンB12が多い食材レバー(特に牛・鶏・豚)、魚介類(サバ、サンマ、イワシ、アサリなど)、卵(特に卵黄)、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)、肉類(特に赤身の肉)

(4) 頸椎症(けいついしょう)

首の骨(頸椎)が加齢によって変形し、神経を圧迫することで手や腕にしびれが出ることがあります。
特に中高年に多いこの症状は、首や肩の痛みを伴うことが多く、整形外科での診断と治療が必要です。
診察では、レントゲンやMRIを使用して頸椎の状態を確認します。

(5) 心臓や血管のトラブル

血流が悪くなることで手足のしびれが生じることがあります。
特に心臓や血管の問題がある場合、しびれが頻繁に起こることがあり、これは重大な症状を示す可能性があります。
循環器内科での診察が推奨され、血液検査や超音波検査が行われます。
心臓・血管の病気については、こちらの記事に詳しく説明されています。

(6) 脳の問題(脳梗塞など)

脳が原因で手足にしびれが現れることもあります。
特に片側の手足に突然しびれが生じた場合、脳梗塞などの脳の血管に関わる病気が疑われます。
脳の血管が詰まることで血流が途絶え、脳の一部がダメージを受け、しびれが起こることがあります。
この場合、直ちに救急対応が必要で、脳神経外科や神経内科での診察が求められます。
CTやMRIを用いた精密な検査が行われます。

2. 鍼灸マッサージ院で対応可能な手足のしびれ

鍼灸マッサージ院では、神経の圧迫や血流の不良が原因となる手足のしびれに対して、効果的な施術が可能です。
長時間同じ姿勢でいることで肩や首、腰が緊張して神経が圧迫される場合、鍼やマッサージによって筋肉の緊張をほぐし、血流を促進することでしびれが改善されることがあります。

また、ビタミン不足や糖尿病による神経のダメージが原因のしびれに対しても、鍼灸治療によって神経の働きを整え、血行を良くすることが可能です。鍼灸は自然治癒力を高める働きがあり、体のバランスを整える手助けをします。

もちろん、癒しマッサージ鍼灸院でも手足のしびれに対する施術をおこなっております。
詳しい内容は、以下の記事を参考にいただけると幸いです。

ただし、心臓や脳が原因である場合、鍼灸マッサージのみでは対処できません。
特に脳梗塞や心臓の問題が疑われる場合は、まず病院での診察を受け、適切な医療処置を受けることが最優先です。
医師の指導のもと、鍼灸を併用して行うことは、症状の管理に役立つこともあります。

3. 手足のしびれを防ぐために日常生活で行えること

手足のしびれを予防するためには、日常生活の中で以下の点に気をつけることが大切です。

(1) 姿勢を改善する

同じ姿勢を長時間続けないことが重要です。
デスクワークの場合は、定期的に立ち上がってストレッチをしたり、体を動かすことで血流を良くしましょう。
椅子と机の高さを調整して、腰や首に負担がかからない姿勢を保つことも大切です。

(2) 適度な運動を習慣にする

ウォーキングやストレッチなど、適度な運動を日常的に取り入れることで、血流を促進し、神経の働きを保つことができます。
特に無理のない範囲で行う運動は、体全体の健康維持に重要です。

(3) バランスの取れた食事

ビタミンB12や他の栄養素をバランスよく摂取することも大切です。
魚介類や肉、卵などの食材を意識して摂ることで、栄養不足によるしびれを予防することができます。
また、糖尿病を予防するために、血糖値をコントロールする食事を心がけましょう。

(4) ストレスを管理する

ストレスは筋肉の緊張を招き、神経や血流に影響を与えることがあります。心身をリラックスさせる時間を意識的に取り、ストレスを軽減する工夫をしましょう。

(5) 定期的に施術を受ける

症状が現れる前に、鍼灸マッサージなどを定期的に受けることで、体のバランスを整え、しびれを予防することが可能です。
特に日常的な疲れや緊張を溜め込まないように、早めの対策を心がけましょう。

まとめ

手足のしびれにはさまざまな原因があります。
神経の圧迫や糖尿病、ビタミン不足、頸椎症、心臓や血管の問題、さらには脳のトラブルまで、原因は多岐にわたります。

しびれが続く場合は、病院での検査と診察を受けることが重要です。
鍼灸マッサージ院では、神経の圧迫や血流不良によるしびれに対して、効果的な施術を行えます。

また、日常生活での姿勢の改善や適度な運動、バランスの取れた食事を心がけることで、しびれを予防することが可能です。
自分の体の状態をよく理解し、早めの対処を行い、健康な生活を送りましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
普段はX(旧Twitter)で鍼灸やマッサージ、健康に関する情報を発信していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?