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【女性に不足しがちな鉄分】鉄剤、鉄サプリの効果・飲んだ方が良い人・注意点を解説

月経のある女性にとって、鉄分不足は身近であり深刻な悩みですよね。

鉄分は、私たちの体にとって酸素を運搬する重要な役割を担うミネラルです。
しかし、現代人の食生活では鉄分不足になりやすいと言われています。
そこで今回は、鉄剤・鉄サプリについて、効果、飲み方、副作用などを解説します。
※鉄剤は病院や薬局で処方されるもの、鉄サプリは健康(栄養)補助食品として販売されているものを表します。

本文でも解説をしておりますが、鉄剤や鉄サプリを服用して体調が悪化した場合は速やかに医師に相談しましょう。

本題へ入る前に、私の自己紹介をさせていただきます。

京都市内で癒しマッサージ鍼灸院を運営しています。

では、本題へ進みましょう。

鉄剤・鉄サプリの効果


鉄剤・鉄サプリを使用すると不足しがちな鉄分を効率的に補給できます。
期待される効果は以下の通りです。

  • 貧血の予防・改善:鉄分不足による貧血は、めまい、立ちくらみ、息切れ、疲労感などの症状を引き起こします。
    鉄剤・鉄サプリを摂取することで貧血の予防・改善の効果が期待できます。

  • 体力向上:鉄分は、酸素を筋肉に運搬する役割も担っています。
    鉄分が不足すると筋肉へ送る酸素の量が少なくなり、息切れや立ちくらみの原因となります。
    鉄剤・鉄サプリを摂取することで鉄分を補給し、体力向上に効果が期待できます。

  • 美肌効果:鉄分はコラーゲンの生成に不可欠なミネラルであり、コラーゲンは、肌のハリや弾力を保つ重要な成分です。
    鉄分が不足するとコラーゲン生成量が減少し、シワやたるみなどの肌トラブルを引き起こす可能性があるそうです。

鉄剤・鉄サプリの摂取を推奨される人

以下のような人は、鉄剤・鉄サプリの摂取を検討すると良いでしょう。

  • 月経量が多い女性:月経量が多い女性は、出血の影響で鉄分が不足しやすいと言われています。

  • 妊娠中・授乳中の女性:妊娠中・授乳中の女性は、胎児や乳児に鉄分を供給するため通常以上に鉄分が必要となります。

妊娠中・授乳中のお母さんに必要な栄養素がまとめられています。

  • 運動をよくする人:運動をよくする人は、発汗によって鉄分を失いやすいと言われています。
    スポーツ貧血という言葉があるくらい、運動をする人にとって身近です。

  • 貧血気味の人:病院の検査でヘモグロビンやヘマトクリット値が低いと言われた方や食生活が偏っている人も鉄剤・鉄サプリの摂取を検討すると良いでしょう。

鉄剤・鉄サプリを飲むことの健康的被害や副作用

副作用

鉄剤・鉄サプリを摂取することで、以下の副作用が起こる可能性があります。

  • 便秘

  • 下痢

  • 腹痛

  • 吐き気

これらの副作用は胃腸の粘膜が刺激されることで起こります。
鳥取県医師会が副作用について、解説してくれています。


症状がひどい場合は、医師に相談しましょう。

副作用が出た場合の行動

鉄剤・鉄サプリを飲んで、副作用が出た場合は以下の行動を取られることを推奨します。

  • 症状が軽い場合は様子見:多くの場合、症状は軽度で服用を続けるうちに自然に治まることが多いそうです。

  • 症状がひどい場合は医師に相談:腹痛、吐き気、下痢などの症状がひどい場合は、医師に相談しましょう。

  • 鉄剤の種類を変更(服用量を減らす):医師に相談し、別の種類の鉄剤に変更する(あるいは服用量を減らす)ことで副作用を軽減できる場合があります。

鉄剤・鉄サプリを選ぶ際の注意点

鉄剤・鉄サプリを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 自分の体質に合ったもの:鉄剤には、ヘム鉄と非ヘム鉄の2種類があります。
    ヘム鉄は動物性食品に含まれる鉄分で、吸収率が高く、胃腸への負担が少ないと言われています。
    一方で非ヘム鉄は植物性食品に含まれる鉄分で、吸収率が低く、胃腸への負担が大きいそうです。

    ヘム鉄、非ヘム鉄の違いはこちらの記事が理解しやすかったです。


  • 医師や薬剤師に相談:鉄剤・鉄サプリは、医師や薬剤師に相談してから服用することをおすすめします。特に、妊娠中・授乳中の方や、持病がある方は、必ず医師に相談しましょう。

最後の挨拶

今回の記事をご覧いただくことで、読者の方の不調の改善や予防のお役に立てれば嬉しいです。

僕自身も立ちくらみや全身の疲労感を感じることがあるでの、1ヶ月前から鉄サプリメントを摂取しています。
(商品の宣伝と思われないために、あえて商品名は明かさないでおきます。強いていうなら、ダイコクドラッグで手に入るものです)

心なしか疲れにくくなったり、立ちくらみの頻度が減ったりしたように思います。

Xでも健康情報や鍼灸・マッサージに関わる内容を発信しているので、ご覧いただけると記事を書くための励みになります。



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