ぺールオレンジ

今クレヨンの色の中に肌色という色はなくなってきている。ペールオレンジという色で表される。

なんだかカッコイイし、耳にするとなんだか甘すっぱいペールオレンジの響き。


肌色とは差別のない世界を生むために無くしていくことなのだろうが、小さい頃から身についた名称はなかなか離れにくかった。


よく子どもにきかれる

「肌色ってどうやって作るの?」 と。

「それは白をメインに黄色を混ぜて、ほんのちょっと赤を混ぜると、、まぁつまりオレンジに白を混ぜるとできるんだよ。」

とゆっくり伝えてみる。

ん?

。。。なるほど。だからペール(淡い)オレンジなのか。

だけれど肌色世代から言うと、ちょっと違和感を覚えるときがある。


というか自分は今まで約30年間、肌色で育ってきたのだけれど、◯◯人を差別するとかそんな感覚はないと思っている。無意識のどこかで線引きをひいていたとしても自分は肌の色で差別的な線はひいてはいないと自覚してる。

むしろ肌色か云々という前に、まずは人と比べてどうこうする世の中や偏見を無くす考え方の方が重要ではないだろうか。

「肌色って響きこれ幼児が使うとなると偏見がでて大人にらなったときに差別が心配じゃない?」

というはじまりだろうし、誰かが指摘したのかもしれない。そこに関して特に異論はないのだがこの黄色人種たちの比べる先は肌の色という垣根よりもどちらかというと同じ黄色人種同士で我が子と他の子の成長を比べたり、韓国はどうとか、中国はどうとか、となりの芝は青いという感覚の方が問題なのではなかろうか。

それぞれの家庭、それぞれ育ってきた環境や、価値観、脳みそのくせだったり、成長スピード。

違って当然。

肌色だって同じ人種の中でもそれぞれ違うからこういう異論が出たのだろうし、うん、やっぱり違って当然だと思う。

回れ右で左見る子がいたっていいじゃないですか。元SMAPや嵐だってそれぞれ違うってことを力に変えたからあれだけのスターグループになったんですよ。

違うことを楽しもう。

そして改めましてパールオレンジくん、君の名前が今後変わろうが肌色に戻ろうが君はすでに君の色を持ってるんだよ。

子どもたちと一緒にたくさん絵を描こう。今後ともよろしくね。

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