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【FX】インジケーターを最大効率で理解し利用する方法。インジケーターをこねくりまわす前にあなたが知るべき事について。


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◆ はじめに ◆

なぜ勝てない9割のトレーダーは

インジケーターをこねくりまわし続け

成果を出すトレーダーのチャートからは

インジケーターが消えていくのか?

◆ インジケーターありきの聖杯は無い ◆

◆ インジを使うのなら事前に〇〇を把握 ◆

◆ インジケーターは厳密な環境認識ありき ◆

◆ カーブフィッティングは悪ではない ◆

FX初心者が陥りやすい「罠」の一つにインジケーターがあります。そして多くの方がそのインジケーターが何かはよくわかってはおらず、単純な売買シグナルだけを調べ利用している事でしょう。

そのうちインジケーターのパラメーターを根拠も理由も無いままに数値や設定をこねくりまわし、時には別のインジケーターを組み合わせてみたり、時にはあるインジケーターの売買シグナルのフィルターを別のインジケーターを利用して試みようとする方がおそらく大衆と分類されるトレーダーの中にはかなりの数が存在すると推測されます。

そういった方々が「すべての」インジケーターに正しい認識が持てるように今回はインジケーターを利用する場合において最大効率で最大限利用する方法について解説して参ります。

最後に私が利用している唯一のインジケーターを紹介いたします。特別な物では無く誰でも手に入る無料のインジケーターです。

■ インジケーターありきの聖杯は存在しない ■

インジケーターをこねくりまわし始めた方々が次に向かう道はおそらくいくつかのインジケーターを組み合わせてテンプレートを作成し、各インジケーターの売買シグナルに対して合致、或いはいくつかの条件付けをした上でシステムトレードを試みる事でしょう。

その場合、ありがちな組み合わせとしてはトレンド系インジケーター(移動平均線やボリンジャーバンド、一目均衡表、ZIGAZG等)でトレンド判定をし、オシレーター系インジケーターで売買タイミングを拾うような物でしょうか。

断言しても良いですがこういったアプローチの手法・テンプレートで長期的に結果を出す事はまず不可能です。こういったインジケーター「ありき」の手法が優位性を纏える可能性は非常に低いのです。

それは一体なぜか?

一つ一つ見ていくとしましょう。

■ インジを使うのなら事前に〇〇を把握  ■

インジケーターとはそもそも何でしょうか?チャートはインジケーターを基準に動いているのでしょうか?無論、そうではありません。インジケーターとはあくまで「道具」です。では道具とはどのように作られるでしょうか?

例えば靴という道具があります。足を保護し、歩行を助けます。この靴はまず靴が作られてからそれを使って足を保護しようと考えたのでしょうか?例えばトンカチというものはトンカチという物が作られた後に、それを使って
釘を打とうと考えたのでしょうか?

そうではないでしょう。


歩行時の足を保護するため、長距離を移動するため足に適した道具を考えた結果「靴」とうものが作られたはずです。で、あるのに例えばこれからお風呂に入ろうというのに靴を履く人がいるでしょうか?

釘を打つのに適した道具を考えた結果トンカチが作られたはずです。で、あるのにこれから食事をするのにトンカチを取り出す方がいるでしょうか?

つまり道具を使うためには必ず「目的」が先行します。「道具」ありきではないのです。「目的」ありきで道具が生まれ、目的に適した状況において「有効に作用」します。

ではみなさんはご自身がチャートに表示させているそのインジケーターについて誰がどういった「目的」のために作ったのか?その計算式についてどんな意味があり、そのパラメーターについてどういった根拠や理由があるのか知った上で使っているでしょうか?

MT4に標準的に装備されているRSIや移動平均線についてさえおそらく作者も、作られた目的も、その計算式も、その計算式の理由や初期パラメーターの意味についても調べたり考えたりした事の無い方々がほとんどである事でしょう。

インジを使うのなら事前に〇〇を把握
この〇〇の中に入る言葉は何ですか?
正解は「目的」です。

STEP1 

道具が作られた「目的」を事前に知る事


■ インジケーターは厳密な環境認識ありき ■

その道具の「目的」がわかったのなら次にしるべき事はその「目的」に適した道具を取り出すタイミングを知る必要があります。

これを知るために必要な事はトレードで言うところの環境認識を指すことになります。例えばトレンドという概念を前提したトレードを行うとした場合、トレンドを判定する厳密な定義と観測基準が必要となります。

厳密な観測基準が存在すれば各場面を仕訳ける事が出来ます。そして各場面で見るべき(するべき)事を把握する事が出来る訳ですからその「目的」に適した「道具」を取り出す事が出来ます。

それがダウ理論によって行われるにしろ、エリオット波動論によって行われるにしろ、サイクル理論によってにしろ同じ事が言えます。人によって差の生まれない完全な定義と描写ルール、認識基準・評価基準が存在した上で出力される環境認識方法なら少なくともチャートの見方に一貫性は生まれます。

出力・評価基準に一貫性が存在すれば価値ある検証が可能になります。価値の無い検証とは例えば見る人によって波が違う、カウントが違う、サイクルの始点が違うといったような曖昧さを含む厳密な出力・観測基準の無いままに行われる検証です。それはただ描きたいように描き、見たいようにみているだけですからその前提となる理論の有効性を知らべる事すら出来ません。

厳密な環境認識方法が存在する → 各局面をパターンに仕分ける事が可能になる → 各パートにおける目的が具体化される → 目的に適した道具を作る或いは取り出して使用する事が出来る。

STEP2 

言い訳の出来ない厳密な環境認識方法ありき


■ カーブフィッティングは悪ではない ■

以前HP上で更新していた頃、カーブフィッテイングは悪なのか?そんなタイトルの記事を投稿した事があります。カーブフィッテイングと聞いてあなたはどんな事を思い浮かべるでしょうか?

極端な人であればカーブフィッテイング=詐欺の手口と思う人もいるかもしれません。よく問題となるのがEAのセールスページ等で使われる結果等に使われているカーブフィッテングでしょうか?或いはインジケーターを利用した手法等でも同じような事が言えるでしょう。

確かにその商材・その商品をより多く販売するために結果を改ざんしたり、虚偽の表示をしたら問題でしょうがカーブフィッティングそれ自体は決して悪ではありません。むしろ我々は日常的にカーブフィッティングをして生活しています。もう少しスケールの大きな視点で言えばカーブフィッティングが無ければ我々人類は文明をここまで押し上げてくる事も出来なかったはずです。

過去の結果に対して最適な解答は何だったのか調べ、未来に反映する。大きな事から些細な事まで、例えばあなたの日常的な業務においても初めてそれを行った時と今では微細な調整の積み重ねによって大きく効率化されているでしょう。それは過去の経験を通して最適化してきた結果です。それもカーブフィッティングと言えなくもないでしょう。

インジケーターも同じです。その時点において直近過去のデータから考えらえる「最適化」はあって然るべきなのです。同じ道具でもその度に調整を施すように。例えばトレンドを前提とした理論があるとします。各スイングの値幅は毎回違う事でしょう。そのスイングの形成期間も当然毎回違う事でしょう。で、あるのに利用するパラメーターは毎回同じという方がおかしいでしょう。

例えば私たち(次点トレード理論利用者)は罫線一つとっても毎回算出します。ある修正波のためだけのラインをその波に対応したデータだけを使って算出する。インジケーターもラインも道具です。道具は場面があって目的があり、「今回の目的」のために最適化された状態によって利用する。

STEP3 

都度、目的に対して最適化

補足ですが、最適化するにも最適化する方法自体は明確に定義・ルール化されている必要があります。例えばラインの計算式は変わりませんが利用するデーターの数値は毎回違う訳ですね。インジケーターも計算式は変わりませんが利用する期間範囲、データー数値は都度違う訳です。

■ 次点トレード理論で利用するインジケーター ■

私の理論において使用するインジケーターがあるとすればそれはローソク足だけです。実際にはMTFキャンドルを合わせて併用しています。マルチタイムフレームキャンドルは例えば1時間足に日足を表示させる事が出来るツールです。しかし、これは利便性向上のために利用しているのであって
私の理論においてはMTFキャンドルが無かったとしても特にも問題はありません。つまりローソク足だけです。

ではなぜ私のチャート上から所謂一般的なインジケーターが消えていったのか。この点に触れると非常に長くなってしまうので今回は端的に述べます。何度もお伝えしておりますがチャートという物は時間と値で出来ています。そこに燃料が加わって動いている訳です。基本これだけなのです。

これだけの情報で動いているのであればこれ以外の情報を持ちこむ必要はありません。簡単に言うとインジケーターを入れれば入れる程、ピュアな状態から濁った状態、霧がかかった状態になっていくようなイメージです。

例えばチャートは移動平均線ありきでは動いていません。RSIありきでもRCIありきでもありません。ピュアな情報を計算式を通し二次情報に転換する。或いは三次情報に加工する。加工すればするほど「遅く」「平坦化」していきます。その意味が果たしてあるのでしょうか?

私達はそこに「ある物」だけを利用出来ます。当たり前ですが「無い物」は利用出来ません。「無い物」ありきで話をしてもそれはファンタジーであり空想です。この世界でどんなに魔法を使いたくても手のひらから炎を出したくてもこの世界の物理法則を超えて魔法は使えません。チャート上でも同様です。

チャートを見た時に、見える情報がすべてです。インジケーターの特に数式に目を向けて下さい。そしてパラメーターに目を向けて下さい。そして論理的にそれらを眺める時、疑問が生まれてくるはずです。その疑問というシグナルに見て見ぬふりをして思考を止めないで下さい。

なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?

と、問いかけ続けて下さい。そしてなぜで割り切れなくなった時、それが一つの答えとなるはずです。

私は、そして私達(次点トレード理論利用者)は誰よりインジケーターを上手に利用出来ると思っています。なぜなら波一辺にまで厳密な環境認識の定義・ルールが存在するから。しかし、使いません。使う必要が無いから。もっとも晴れた状態のチャートがあるのにわざわざ曇りガラス越しにチャートを見ても仕方が無いから。

今回は以上となります。
2022年もありがとうございました。
皆様、良いお年を。

高山

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