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ピンチをチャンスにするために

大ピンチなのは間違いない

現在コロナウイルスは想像以上の早さでパンデミックを起こし、日本だけでなく世界中で猛威をふるっています。


今この現状は、間違いなく世界中で大ピンチです。


学生の方々は部活動も制限されている人がほとんどでしょうし、今年の大会がどうなるのかも不明でストレスもたまっているかもしれません。


このような状況になると自分がいかに無力かを痛感させられますし、何か少しでも困っている人の力になれる方法はないかと考えている日々です。


その1つとしてこの《湧く湧くマガジン》をいつも通りのペースで配信することも、微力ながら誰かの力になると信じて頑張ろうと思っています。


理学療法士やスポーツトレーナーの仕事の本質は、「困っている人の手助けをする」ことにあると思いますし、こんなときこそ自分たちにできることを考え行動に移していきたいと思います。


ピンチをチャンスに変えるには

よく「ピンチはチャンス」と言いますが、本当でしょうか。


今のこの状況だけを考えたら、どう考えても「ただの大ピンチ」です。


それは他のどんなピンチでも言えることで、野球で言えばノーアウト満塁は圧倒的なピンチの状況ですし、サッカーでも前半終わって0-2で負けていたらこれもピンチです。


ではどうなると、「ピンチ」が「チャンス」に変わるのでしょうか。


ここから先は私の個人的な考えになりますが、

ピンチは、「それを乗り越えるために普段以上の力を出せたとき」にチャンスに変わります。

ノーアウト満塁をどうやって0点または最低失点で乗り切れるか考え、それを実行する。

0-2で開始される後半戦でどうやって逆転するかを考え、それを実行する。


ピンチを乗り切るためには、現在の戦局、自チームと相手チームの状況、残り時間などから分析し、そのピンチを乗り切る方法を生み出すしかありません。


これは、ピンチの中でこそ生まれる成長です。


そうしてピンチを乗り越えられたとき、「あのピンチはチャンスだった」と言えるのです。


つまり「ピンチをチャンスに変える方法」は、
ピンチである状況を徹底的に分析し、それを乗り越えるためにできることを考え、実行し続けることです。


ピンチは乗り越えるために存在し、その過程で限界を超えることができると大きなチャンスになります。


今じゃないとできないことに全力を

とはいっても、何をしたら良いかわからない人も多いと思います。


まずは「今だからこそ」できることがないか考えてみてください。


今までは目の前の練習に精一杯で、冷静に自分やチームを分析することができていなかった人も多かったのではないでしょうか。


まさに今がそれをやるチャンスです。


他にも、
・柔軟性向上のために1時間おきにアラームをセットしてストレッチの頻度を増やす
・競技に関連した書籍や動画を丁寧に見直す
・自分の練習や試合の動画を見直して癖や苦手を分析する
・競技以外のことを勉強してみる
・食事や睡眠にいつも以上に気を遣って生活してみる

などなど、今だからこそやれることをぜひ実践してみてください。


とにかく、外出が自粛されてしまった事実はどう頑張っても変わりません。


今回生まれた時間をさらなる自分の成長につながる時間にするために何ができるかに意識を向けましょう。


「今できること」に全力をかけて立ち向かうことでしか、
このピンチをチャンスに変えることはできません。


何か月、何年先になるかわかりませんが、あの2020年があったから、今の自分がある。

そんな風に振り返れるような「今」を過ごしていきましょう。


ピンチをチャンスに変えるために。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー/NLPプラクティショナー
平山鷹也

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