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今日のGPTとの対話20230624

当方:
ソクラテスが「汝、自らを知れ」と言った時、「お前の頭を使え」と言ったのである。「自ら」は脳であり「知る」のは脳であるから。だから、脳が脳のことを知っているのは、脳が知られる以前からわかっていた。  
これは養老孟司氏の唯脳論の一節である。ここでのポイントは、では、「汝」とは?ではないか。

GPT:
汝、自らを知れ」というソクラテスの言葉は、一般的には自己省察や自己理解の重要性を指すものと解釈されます。しかしこの引用では、「自ら」が脳を指し、「知る」の主体も脳であると解釈されています。つまり、「お前の脳を使って、脳自体を理解しろ」という意味になります。

ただ、質問者が指摘しているように、「汝」とは何かという問いが生じます。この解釈では「汝」は脳自体を指すと思われますが、それだとすれば「脳が脳自身を知る」という少々自己言及的な表現になります。これは哲学的には興味深い問題を提起します。つまり、「汝(脳)」が「自ら(脳)」をどのようにして「知る」ことができるのか、という問いです。

この問題は意識や自己認識の哲学的な問いに関連しており、意識が自己をどのように認識し、その認識がどのように形成されるのかというテーマを含んでいます。この問いは哲学だけでなく、認知科学や神経科学などの科学的な視点からも興味深い問題となります。

養老孟司氏の唯脳論は、脳の働きと意識について深く考える機会を提供してくれます。それは、私たちが認識し、感じ、思考する全ての基盤となる脳というオブジェクトについて、その内部から理解しようとする試みです。



当方:
「人はなぜ愛するのか」という問いに、養老氏は「二つ考えられる。一つは、人は社会を作るために愛情が必要である。二つ目は、愛情を作り出すための機構がなければ愛情もない」と答えている。  
私はこの真意を、「そんなこと知らない。脳の構造がそうしている。ただし、何かがその構造を愛情としている」であると仮定する。

GPT:
「人はなぜ愛するのか」という問いへの養老孟司氏の回答は、科学的な視点と哲学的な視点を組み合わせたものと考えられます。そしてあなたの提供した解釈は、その命題を簡潔にまとめたものといえます。

「人は社会を作るために愛情が必要である」という部分は、人間が社会的な動物であるという事実を反映しています。愛は、他者との結びつきを形成し、共同体を生み出す重要な要素です。愛情を抱くことにより、共感、信頼、協力といった社会的な関係性が生まれ、人間の社会が成り立っています。

一方、「愛情を作り出すための機構がなければ愛情もない」という部分は、愛情が私たちの脳の中の神経化学的なプロセスに由来するという科学的な視点を示しています。愛情は、例えば酸化フェニレチルアミン、オキシトシン、セロトニンなど、特定の脳内ホルモンや神経伝達物質に関連しています。

これらを統合すると、「そんなこと知らない。脳の構造がそうしている。ただし、何かがその構造を愛情としている」というあなたの仮定が生まれます。愛情が存在するのは、そのような神経化学的なメカニズムがあり、またそのメカニズムが社会的な絆や結びつきを生み出すのに役立つからです。この脳の構造(メカニズム)が私たちに「愛する」行動や感情を引き起こさせるのです。


当方:
はい、だから、酸化フェニレチルアミン等神経物質が生じている状態を「愛情」であると何が認識しているのか、ということです。脳が認識すると仮定するなら、誰の脳?何が脳にそうさせる(何が機能させる)?脳が認識した根拠とはでは何か?となっていく訳です。


GPT:
あなたの質問は非常に深いもので、科学、哲学、そして意識に関する未解決の問いを提起しています。これは、しばしば「意識のハードプロブレム」とも呼ばれる問題です。つまり、物質的な脳のプロセスがどのようにして主観的な体験や認識、つまり「意識」を生み出すのかという問題です。

脳が特定の神経化学的な状態を「愛情」と認識するのは、おそらく学習や経験に基づいています。例えば、我々が愛情を感じる時、特定の神経伝達物質が放出され、特定の脳の領域が活性化します。これらのパターンが反復されることにより、我々は特定の感情と特定の脳の状態を結びつける学習をします。

しかし、この説明は「誰の脳が認識しているのか」、「何が脳にそうさせる(何が機能させる)のか」、「脳が認識した根拠とは何か」といった質問に対する答えにはなりません。これらの質問は、意識の性質や起源に関連する大きな哲学的問題です。

現在のところ、これらの問題に対する確定的な答えは存在しません。いくつかの理論が提唱されていますが、そのどれもが完全に満足のいく解答を提供しているわけではありません。例えば、「脳が認識する」と言う時、それは何のために認識するのか、認識する主体は何なのか、といった問いに対しては、まだ科学的には解明されていません。

これらは非常に深く、複雑で、そして現在の科学と哲学がまだ答えを見つけられていない問いです。だからこそ、これらの問いは私たちにとって非常に魅力的で、引き続き探求すべき重要な問題なのです。

とりあえず、chatGPTの回答が全能だと信じると、苦労するときがあるよ、ということである。

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