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コンビニ人間とは何者か?

私はしばらく読書をしていない。なかなか読書の習慣が根付かない。

この前しばらくぶりにブックオフに行った。『コンビニ人間』が何冊か積まれていた。ちょっと読んでみるかと、買って帰った。

帰ってちょっと読んだらお腹が空いてきた。私は中断して缶詰を食べた。

それっきり読んでない。開始2ページで止まっている。まだなにも巻き起こってない。パートのおばさんが検品作業していただけだった気がする。その辺の記憶もおぼろげだ。

主人公の印象はなにも残っていない。登場はしていたと思う。でもまだアクションを起こしていない。私の脳内には、検品作業をしているおばさんだけがボンヤリ存在している。

今のところ、私にとっての『コンビニ人間』は「パートのおばさんが検品作業をする小説」である。

「コンビニ人間とは何者か?」と問われれば、「検品作業しているおばさん」と答える他ない。だって選択肢が他にないから。

私が最初にイメージしていたコンビニ人間は、キューブ状の頭とメタリックな肌を持つロボットのような人物である。全然おばさんじゃない。

「検品作業をするおばさん」の髪型は当然パーマである。そして丸く太っており、温かみのある笑顔を見せてくれる。イメージ上のコンビニ人間とは正反対だ。

まさか検品作業しているおばさんがコンビニ人間だったとは。意外な結末。最も犯人ぽくない人物が犯人だったパターン。

このパターンでは犯人が善人の場合が多い。被害者がバカみたいに嫌なヤツ。

コンビニ人間が善人でよかった。そしてコンビニ人間とは、コンビニ人間の正体を突き止める小説だろうか。私は違うと思う。まず推理小説じゃないと思う。

その答えは読めば分かるだろう。ちゃんと読もうと思いました。

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