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ふじや染工房の仕事紹介 その1

ふじや染工房の主な仕事を紹介します。着物を作るにあたり私に出来る事と出来ない事があります。
途中で色々と脱線して話してしまいそうなので、まずはふじや染工房での仕事をザックリと把握していただきたいと思います。

①従来からやっている模様師や作家との仕事。
②新規事業のお誂えの仕事。

この2つがあります。
まずは①の従来からやっている模様師や作家との仕事 の流れについて説明します。

 昔から工房と工房を繋いでいる悉皆屋という人がいて、工房間の言葉の違いや仕事内容のニュアンスの伝え方、また、あえて職人に言わない事などを調整してくれていました。

今は、当時の悉皆業をしている人は、ほとんど見かけません。なので、自分たちでやり取りをする中でふじや染工房の言葉が通じないって事を経験しています。

今回は敢えてふじや染工房で使っている言葉で話します。今まで、限られた人としか話したことがなかったので、へーそうなんだぁ ウチはこう言うよー って話もしたいですね。

前置きが長くなりましたが、仕事の流れをザックリとご紹介します。

引き合い
検品
はぬい、耳つけ
引っ張って伸子(しんし)をかう
地入れ
色合わせ
染めの1回目
乾燥
染めの2回目
蒸し
水元(みずもと)
検品

ここまでをふじや染工房でやります。

引き合いから順に、話をしていきたいと思います。

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