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どんな起業家になりたい?(5年前に書いたブログより)

2017年に書いたブログから抜粋してます。当時、こんな起業家になりたいと思っていたのかと思い出しました。ただ心境や考え方の変化はあるものの根本は変わってないかと……..かな?

起業家としてどうありたいか、個人としてどうなりたいか、そして、Ascenders(アセンダーズ)という会社をどうしていきたいのか?

正直、起業を考えた時は、スポーツでやっていく気はありませんでした。起業して、自己資金で経営し、デットで調達し、エクイティで調達し、その都度、何をゴールとし、ビジョンやミッションの解像度高めることをやればいいなくらいに考えてました。

スポーツで起業すると決めてからはスポーツというドメインでどこまでやりきるのか?何をする会社なのか先ずは決めました。

「社員・顧客・会社」全てのスポーツの自己実現に寄与する

  • 社員はスポーツで自己実現をしたい

  • 顧客はスポーツで自己実現をしたい

  • 会社はスポーツの夢の国を実現したい

自己実現の欲求は、人間の欲求のうち最も高度であり、同時に最も人間的な欲求で自己の内面的欲求を社会生活において実現することでもあります。

スポーツに限ったことではないですが、自己実現は大なり小なり、できるだけ理想な体験、経験を実現することを望んでいます。スポーツは特にその自己実現欲求の高い領域です「勝ちたい、うまくなりたい、発散したい(刺激がほしい)」スポーツは自己実現欲求が他人にまで及ぶマーケットでもあります「勝ってほしい、うまくなってほしい、応援したい」そして、実現するためには変数の多い多様な「課題」に直面しやすい領域です。

そのサポートをするのがAscendersだと決めました。

どんな会社であるべきか

大学卒業前に訪れたラスベガスにあるZapposに大きな影響を受けました。給料がいいから、言われたことをやればいいから簡単。通うのが憂鬱、楽しくない、愚痴ばかり、そんなマインドで会社に行く会社にはなりたくない。たしかに環境は大事で、きれいなオフィスや立地は必要かもしれませんが、1番大事なのは企業カルチャーだと気付きました。

「Ascendersは企業文化を最も大事にしている会社です」と自信を持って言える会社でありたい。全員が文化に沿って、ミッションに挑み行動規範・思考規範は体現し実現に全力で挑んでると言える会社になりたい。

最近では、「コミニティ」や「多様性」という言葉を都合の良い使い方をしてる人もいる印象です。私は「個」で大失敗し、借金を背負い、1人の力ではできることは小さいと知りました。個の集合体こそ、「集」であり集の集合体が「群」なのではないかと思います。

コアバリュー
①主体性をもとう
②仲間を勝たせよう
③当たり前を世界基準にしよう

これらは私たちが一緒に仕事をする仲間に絶対に欠かせない考え方です。子ではなく集で挑み、郡で結果を出そうと考えました。1人では何も大きなことはできないけど、個々が活躍できなければ集での成功はできない。

スポーツ界のインフラへ

世界を席巻するGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)はもはや一部の現代人の生活になくてはならないものになっています。

ECサービスとして物流を支配し、Amazonプライム、AWSなど多岐に渡りますが、多くの人の生活において欠かせないものとなっています。

創業者ジェフ・ベゾスがレストランの紙ナプキンに描いたとされるアマゾンのビジネスサイクル図は今では有名な図ですが、私たちもスポーツのインフラになるべく顧客のための構想があります。

スポーツのインフラとなり、スポーツする人にとってなくてはならない、依存してしまうそんなサービスを提供する会社でありたいと考えています。

ビジネスモデルとそして研究開発費に世界一投資している点もマネしたいと強く思っています。あとAWSみたいなのサービスもできたらいいなぁ…

Amazonの企業コンセプトは「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」創業者ジェフ・ベゾスの理念は「顧客は常に正しい」に代表されるように、

Ascendersは「地球上で最もスポーツで自己実現したいお客様を大切にする企業である」と言えるようになりたい。

もし一定の金額をはらうことでスポーツ界であらゆるサービスが受けれたら施設も予約できて使えて、相手も仲間も探せて、試合や練習の動画も見れて、分析や指導もやってくれて、道具も安く早く手に入れれて、チケットもスマートに手にはいるサービスがあったらスポーツのインフラになってますよね。

スポーツの会社がビジョナリーカンパニーであり、徹底したビジネス思考、ファイナンス思考でなければいけません。自分だけ食べていければいい思考、小さいプライド、排他的な思考、これらはスポーツマーケットに限らずですが、望ましい成長に絶対にならないです。「自分さえよければ」という考えは弊害でしかないと思っています。

(過激だったので一部削除)

ビジョン実現のために世界基準のスポーツ専門集団を創るというわけです。世界のトップ選手や環境を再現性もって生み出しつづけるためには世界レベルのチームが必要なのです。

日本はハードがあっても、ソフトがないのです。世界に圧倒的に遅れているのはソフト面であり、人、思考、カルチャーそのものです。

スポーツエコシステムは個人や企業とパートナーシップを結び、弊社のリソースを提供し、サポートします。選手やチームのサポートはもちろん、企業のサポートもします。ハード面ではなくソフト面、運営に特化し、その管理もします。そして、運営をするにあたって、そこで見つかった課題を解決するために自社で新規事業を作っていきます。そしてパートナーに提供し、循環していきます。

スポーツ業界の人材不足に関しては大きな課題です。弊社がオンライン、オフラインでプラットフォームとなりスポーツ人材を繋いでいきます。

(中略)

スポーツという産業がグローバルでありグローバルマーケットですNIKEのミッションにIf you have a body, you are an athlete「身体があれば誰でもアスリートだ」という言葉があります

この言葉の通り、私たちも、全ての人=アスリートと捉え、アスリートの自己実現に寄与していきたい。スポーツという言葉で枠組みを決めてるように思えますが、決して狭い考え、市場じゃないということです

だからこそ、アパレル領域でありながら「世界一価値のあるアパレル会社」としてNIKEがいるのでしょう

橋本という個人ではなくAscendersというブランドをつくっていきます。

任天堂が花札、トランプから今の会社を築き上げたように(1889年 (明治22年)山内房治郎が、京都市下京区にて花札の製造を開始。1902年 (明治35年)日本初のトランプ製造に着手)。

NIKE(ナイキ)の創業者のフィル・ナイトが神戸で出会ったオニツカタイガーのランニングシューズを輸入しアメリカ国内で販売し始めた。

何十年もかけて今の形になったわけで、すぐにそうなる事は不可能ですが、最速のプランでビジョンに近づいていきます。

3年でIPOだとかそんな話ではなく、人生かけてビジョンと課題に挑むそんな会社、起業家でありたい1つの結果が3年後かもしれないし、5年後かもしれません。

お金を稼ぐことが目的ではなく、ビジョンを叶えるのが目的であり、徹底した文化づくり、文化の合う人だけが集まる企業として、このスポーツという領域で必ず結果を出します。

終わり

以上が2017年に書いたブログの内容でした。

なんか起業したての時は今よりも遥かに熱かったんだなと思います(笑)

今では考え方は少し違うなと思いますが、根本の想いや方向性は変わっていないなと思ってます。葬儀のからビジョン、ミッション、コアバリューは変わりませんし、言ってることも変わりません。もっと解像度上げて結果を出して説得力を上げていきたいと思います。

自分にしか発信できない、スポーツに関わる全ての方にとって役立つ情報をGiveし続けたいと思います。