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駅ビルの集客力、恐るべし

おはようございます!
 
久しぶりに丸の内でお寿司を食べました。
 
丸の内の場所を説明すると、
まず皇居があり、東京駅があります。
その間に丸の内があり、
ビジネスや商業を中心としたビル群が
林立しています。
 
昨日お世話になったお寿司屋さんは、
3つの店舗を構えていて、
ひとつは丸の内のビルの中、
もうひとつは東京駅の中、
そして羽田空港の中です。
 
丸の内のお店で食べたのですが、
3人いた職人さんが
1人しかいませんでした。
金曜の夜でかき入れ時なのに
どうしたのでしょう。
 
聞くと、
羽田空港や東京駅のお店が
活況を呈していて、
そちらに連れていかれてしまった
とのことです。
 
コロナ禍がおさまり、人出が増え、
ビジネス関係者や観光客が
東京駅や羽田空港に
押し寄せているそうです。
 
どのくらい押し寄せているのかと聞けば、
東京駅の店は30席あり、
朝10時開店、12時間の営業で
20回転はするそうです。
客単価は5千円。
1日300万円の売上で、
悪くありません。
 
なるほど、職人さんが
東京駅や羽田空港のお店に
取られていくわけです。
 
リアルの経済が回り始めたのを実感します。
 

 
それにしても、丸の内は様変わりしました。
 
昔、丸の内は、
馬鹿っ高い飲食店ばかりでした。
 
それが、東京駅の中に
飲食店がぎっしりと店を出し始めたので、
その中で食事を済ませる方が増え、
丸の内のお店はお客さんを
取られてしまったそうです。
 
丸の内はお客さんを取り戻すために、
値段を下げて対抗し、
客の立場としては
とても行きやすくなりました。
 
東京駅の集客力、恐るべしです。
 
30年以上前、
国鉄がJRに民営化された時、
堅物の鉄道員(ぽっぽや)ばかりで、
小売りの新規事業が立ち上がらず、
お手伝いした時と比べると、
隔世の感があります。
 
このように競争を促し、
消費者が使いやすくなるところが、
資本主義、株式会社の好きなところです。
 
今日もよろしくお願いします。
 
安島

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