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景色とは心の風景(続)

おはようございます!

日光東照宮は荘厳です。

陽明門に向かう表参道は、
大きな杉の木が200メートルも並び、
冷えた空気とともに静まり返っています。

見ざる聞かざる言わざるの
3匹の猿の彫り物もあります。
眠り猫もいます。
拍子木を打つと鈴が鳴るような音がする
鳴き龍もあります。

関東平野の最北端から
徳川家康が関東平野を見下ろす
荘厳な地であり建物です。



しかし私にとっては、
見たくもない場所なのです。
昨日書いた上高地と双璧をなす悲惨さです。

東照宮の中には、
武徳殿という武芸を磨く建物があります。
そこで私の所属する剣道部は
合宿をしていました。
中学時代、毎夏休み3回は行ったでしょうか。

道場の太鼓の音で起床し、
布団を畳んでランニング。
朝ごはんを食べて午前の練習。
お昼ご飯を食べて昼寝をして午後の練習。
掃除をして晩ご飯を食べて、
布団を敷いて寝る。
これを1週間も続けます。

朝のランニングの後で疲れてしまい、
朝ごはんを胃が受け付けなくなると、
悪循環です。
栄養が取れないから
どんどんと弱っていきます。
どんなに太鼓が鳴っても
昼寝から起きたくなくて、
布団を剥ぐように
先輩に引き起こされました。

綺麗な表参道では、
何度も反復横跳びをさせられ、
坂道ダッシュをさせられ、
挙げ句の果てには、
玉砂利が十戒の海のように
道がついてしまうので、
箒ではきなおさせられました。

だから、日光東照宮を見ると、
今でも胃がキュッとなるのです。

今日もよろしくお願いします。

安島

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