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人生の仕上げに何を語るか

おはようございます!

入院していた時のことを思い出します。

薄暗い病棟で、お婆さんが叫んでいます。

「店番に行かなきゃならないの!
いかないとどうなるかわかってるの?
あなた!」

毎晩騒いでは
看護師さんを困らせています。

小売りの自営業でもしていたのでしょう。
真面目に毎日、店に出て、
仕事をしていたのでしょう。
お客さんが来た時に、
必ず店先にいるよう、
待っていたのでしょう。

私の呉服屋の祖母もそうでした。

そうして真面目に暮らしてきて、身体も弱り、
認知症が入り始め、
冒頭のさわぎとなったのでしょう。

オムツのにおいも漂ってきます。

私はうるさいなあと思いながらも、
「そうだね、そうだね。頑張ってきたんだね」
と涙が出そうになりました。

私は最後、認知症になった時、
何を叫ぶのでしょう。
認知症になったら、もうこっちのもので
知ったことではないとは思うものの、
気になります。

普段、何をしてきたか、正直に出そうです。

「本当ですか?(常識を疑いましょう)」
などと面倒くさいことを私は言いそうです。

皆さんは何を語りそうですか?

今日もよろしくお願いします。

安島

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