経営コンサルタントと事業家の違い
おはようございます。
新サービス導入の是非を決める時です。
時々目にするのは、それぞれの立場の人が、
結論ありきで意見を述べる光景です。
そのようなニーズはないと言うと、
ないと言い切れるのかと反論がある。
再反論できないとなると、
大して利益が出ないと別の論点で反論。
たくさん売れば利益は出ると言われると、
今、取り組める人材がいないと反論。
気がつくと、感情のしこりが残ってしまう。
そのような光景です。
冷静に考えれば、
市場、競合、経済性を見て
うまくやるやり方を考え、
最後にそれが自分たちでできるのか?
を検討すればよいのです。
経営コンサルタントは
そのようにアプローチします。
あまり議論の余地がない話
ではありますが・・・
*
経営コンサルタントの同僚が、
家業を継ぎ事業家になりました。
私など足元にも及ばない頭脳を持ち、
とても優秀なコンサルタントでした。
その彼に経営コンサルタントへの研修で
講演を頼んだ時の言葉が印象的でした。
さいころを二つ振る時
経営コンサルタントは
6×6で36分の1の確率でぞろ目が出ます
と説明します。
そこで、仕事は終わりです。
しかし、事業家は、一度さいころを振ったら、
ぞろ目を出さなければなりません。
確率はどうでもよく、
何が何でもぞろ目を出さなければなりません。
そういう場面の連続です。
それが、
経営コンサルタントと事業家の違いです。
とても印象的で、本質を突いた言葉でした。
今日もよろしくお願いします。
安島
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