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計画と実践の溝

おはようございます。

通勤で、冠雪の富士山が綺麗に見えます。

さあ、働くぞとスイッチが入る眺めです。

しかし、私には苦い思い出もあります。
大学山岳部での氷雪訓練を
富士山の8合目付近でやっていました。

凍った雪の上でアイゼンでつまずき転んだとき、
氷の上で反転してピッケルを氷の上に突き刺し
止める訓練でした。

慣れない部員が止められない時に備え、
他の人が下で止めるように
ザイルを張って安全を図っているのですが、
その間を潜り抜け、
800メートル近くも滑落してしまいました。

生死に係る事故でしたが、不幸中の幸いで、
下にいた登山者が何人か体当たりしてくれ、
複雑骨折で済みました。

事故の収拾に、5合目と8合目の間を何度も上り下りして、疲労困憊しました。
仲間の命がかかっていると分かっていても、
動けないものは動けないと思い知りました。

想定していることと、
実際におこること、できることには
雲泥の差があります。

計画の策定には実践の感覚が入っていないと
とんでもないことになります。

きれいな富士山を見ると、
そんなことを思い出します。

今日もよろしくお願いします。

安島

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