足で稼いだ自然の写真たち

みんなのフォトギャラリーで写真を使ってもらった、誰かのnoteを読むのが好きだ。

登録して以来どなたかのnoteにつかってもらったと通知がくる。週に数回程度ぽつぽつと。noteのアルゴリズムでもなく自分で検索するでもない、ある種ランダムでこれ以外では触れる機会はなかっただろう。そんな出会いが気に入っている。

今でもちょうどいいペースなのだけれど、もう少し多くてもいいかななんて下心をもってフォトギャラリー用の写真をばらばらと上げる。そんな保管庫然としたnoteがこちら。

いい写真というよりは、人の行きにくい場所で撮った自然にまつわる写真たち。つまり、技術ではなく足で稼いだもの。よく行動するグループそれぞれに、何の因果か写真を生業としている人がだいたい1人はいて、普段はお任せしているから自分ではいい写真は撮る機会がない。そんな言い訳をしておこう。

いい写真を撮る人は、本当にすごい。自分で撮った写真を改めて見返してみるとその軽薄さが身に染みる。とくに何も考えず、なんとなくこの瞬間を残しておきたいと、さっとスマホを取り出しておさめた風景が並んでいるフォトギャラリー。世の中はいい写真で溢れているし、自分で撮った写真など備忘録としてのごく個人的な価値しかないだろう。

と外に出していなかったけれど、偶然登録してみた“みんなのフォトギャラリー”を通じて自分の撮った拙い写真でも世界と繋がりうる。そんな実感がもたらされた。

自分は『なぜ、植物図鑑か』もあまり考えたことのないスマホを持ったなんてことのない人だけれど、裏側で費やされた歩数がなにかしらの迫力をもって足跡となればいい。素朴にそう思う。

①山の写真

阿弥陀岳から望む赤岳（八ヶ岳）

阿弥陀岳から望む富士山（八ヶ岳）

槍の穂先に続く足跡（北アルプス）

槍の穂先から望む西岳（北アルプス）

穂先に続く凍った梯子（北アルプス）

穂先の祠（北アルプス）

先の見えないガスに突っ込む（北アルプス）

鋸岳を照らす朝日（南アルプス）

富士山のお鉢に積もった雪

赤岳の朝焼け（八ヶ岳）

春の八ヶ岳から見る富士山

冬の八ヶ岳

冬の八ヶ岳

②ドローンで撮った写真

十勝　大津海岸

十勝　大津海岸に顔を出す朝日

十勝　大津海岸の凍った河

写真を選ぶにあたって、みんなのフォトギャラリーでいくつかタグをたたいた。既にたくさんのイラストや写真がある中で、あまり充実していないけれど需要はそこそこありそうなタグがないかと考えながら写真たちを選ぶ時間は充実していた。

そうそう、最近はiPhoneの性能にかまけ、シネマティックモードで動画を撮るばっかりになってしまっている。

こうやっていつか振り返るように写真も残しておこう。動画では補えない、写真が閉じ込める一瞬の密度のために。