見出し画像

経営コンサルタントの職業病

おはようございます!

経営コンサルタントは、
自由に発想し、
問いを設定し、
選択肢を増やし、
優先度の高いものから着手
していく動物です。

その仕事を30年40年としていくと、
そうでない人達を
もどかしく感じてしまいます。

自ら考えずに指示を待つ。
これしかないと固くなで微動だにしない。
理由を問えば、昔からこうやってきたという。

軍隊ならまだしも、どうなのでしょうか。
お手上げの気分になってしまいます。



しかしL.David Malquet氏が書いた
「最後は言い方」を読んで
少し見方が変わりました。

アメリカ海軍の潜水艦の艦長をやって、
成績の悪かった艦を
一年でトップクラスに引き上げた
軍人さんが書きました。

軍隊だけでなく、
飛行機の運行、高層ビルの建設、
病院での手術、船の出港準備など、
こうした仕事は意外と多いものです。

仕事の種類だけではなく、
どの仕事にもそうした側面があります。

どの仕事にも計画と実行の2つがあります。

計画では、自由な発想で、問題を見つけ、
解決の選択肢を沢山見つけていきます。
計画でバリエーションは
豊富であることが善です。

しかし、実行では、多くはできないので、
決めたことを全員で
きっちり進めていきます。
実行ではバリエーションは悪です。

経営コンサルタントのような仕事
ばかりではないのです。

計画の考え方に慣れ親しんだ人は、
実行の考え方に慣れ親しんだ人のことを、
堅物と感じます。

逆に、
実行の考え方に慣れ親しんだ人は、
計画の考え方に慣れ親しんだ人のことを、
いいかげんと感じます。



この本では、
計画と実行はどの仕事にも必要で、
違う発想が求められるので、
計画を青ワーク、実行を赤ワークと呼んで、
スイッチを切り変えることを推奨しています。

そして、青ワークの時に、
プレッシャーをかけることは禁物だとします。
自由な発想をしようと言っているのに、
できたか?何時までに考えろ!
と詰めると考えつくわけがありません。

まして、赤ワークに慣れ親しんだ人に
プレッシャーをかけて
青ワークをさせては、
成果を期待できるわけがありません。



私にとって、
世の中赤ワークが多いということは
目から鱗が落ちる話でした。

今日もよろしくお願いします。

安島

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?