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「苦味」を上手に扱おう

前回「酸味」について、お話しさせて頂きましたが、今回は五味の内のもうひとつ「苦味」のお話です。この「苦味」に関しては正直個人的な見解が多く入るかもしれません。それをわかった上で、読んでいただける方は読み進めてください。

本来は人間の防衛本能

本来、酸味と苦味は人が食べれるもの・食べれないものを判別する為のものだと言われています。腐ってくると食べ物は酸っぱくなってきますし、苦いものは毒があると身体が判断するんです。つまりは人間が「食べちゃダメ!」って判断してるから酸っぱいし、苦いんです。

子供に「好き嫌いなく食べろ」は大人のエゴだと思う

はい。完全に個人的見解です。しかしながら、人は「良薬、口に苦し」とか「苦いものは身体に良い」とか教育を受けて成長してくるわけです。その過程で『苦いものは健康に良い=美味しい』となっている気がします。しかしながら、子供の味蕾(味を感じとる機能)は大人の3倍以上と言われています。逆に聞きますが、そんなもん食えますか?三倍苦いピーマン。三倍苦いゴーヤ。三倍苦いブラックコーヒー。私なら遠慮します。味蕾がバカになったらそのうち食べますから。大人になっても食べれない人は子供の頃の無理やり食べさせられたトラウマのが大きい気がしてしまいます。

苦味に勝てるのは甘味

とはいえ、好き嫌いなく子供にも大人にも食べてほしいと思う方はいるでしょう。そんな時に使えるのは甘味です。コーヒーに砂糖を入れると苦味を感じなくなるように糖分は苦味を緩和してくれる効果があります。なので、どうしての食べさせたい方はいつもより多めに甘味を足してあげると苦味の多いものでも食べやすくなります。

苦味を加える調味料はない

一般的に苦味を調味料を私は知りません。つまりは、その料理を美味しくする為に足し算するものではないのかもしれません。その食材自体が苦い事はあっても調味料に存在しないって事は足してまで味わう味覚ではないのかもしれませんね。

劇団での企画や、自分の企画の制作費として有難く使わせて頂きます。髙頭祐樹がやりたいことを出来るだけ多く皆さまに届けられるように色々と作っていきたいと思っています。